26日(金)はカヌー6艇と抗議船2隻が海に出た。K9護岸で埋め立て用土砂を積んだランプウェイ台船の入れ替えが行われるだろうと、不屈に乗って移動したのだが間に合わなかった。作業する側もこちらの動きを読んで入れ替え時間を早めている。朝一番の時間のしのぎ合いが続いている。
土砂を積み込むために並んでいるダンプカーのフロントガラスの内側に「埋1」「埋2」「埋3」という表示がなされている。現在、ダンプカーは20台が土砂を搬送しているが、それぞれ指定の場所に土砂を運んでいる。後で確認したが「埋1」は②工区のK1護岸側、「埋3」は②-1工区に土砂を運んでいた。
カヌーメンバーはそれぞれ工夫を凝らして、大型フロートをカヌーで越える練習をやっていた。
辺野古側に戻って作業の様子を見た。「埋3」の表示がされた青いダンプカーが、N3護岸から②-1工区に下りていく。
土砂を投入するダンプカーの荷台がK4護岸の上に見えるだけ、海面上の埋め立て部分が厚みを増したことになる。K4護岸の内側で動く作業車両が見える範囲が広がっている。こういう現実から目を背けてはならない。
埋め立て土砂の投入は②工区でも行われていた。K1護岸側から下りていくダンプカーには「埋1」の表示がなされている。②工区のもう1か所の下り口には、「埋2」の表示のダンプカーが来ているのだろう。
K8護岸の被覆ブロック設置は前日で終わり、この日は作業が行われていなかった。K8護岸には上段に69個の被覆ブロックが積まれている。1個の幅が約2・5メートルなので×69で172・5メートル。先端の捨て石部分を含めて約175メートルまで伸びている。
K8護岸は本来の半分、250メートルまで伸ばして、埋め立て土砂を陸揚げするための桟橋として利用するという。水深が深くなる分、これまでより速度は落ちるが、連休明けから残り75メートルの作業が始まる。これを止めるにはゲート前と海に多くの市民が集まるしかない。
消波ブロックの設置もこの日は行われなかった。大型クレーンのブームは午後には降ろされていた。
松田ぬ浜を分断する米軍の金網のそばで2人の軍属らしい男たちが作業をしていた。確認すると、金網を乗り越えるのを探知するためのセンサーを設置しているとのこと。金網沿いには監視カメラも設置されているが、市民を威嚇して近寄りがたくしたいらしい。金網を揺すぶったらどうなるのだろうか。
K8護岸や消波ブロックの作業がなかったので、この日は午前中で海上行動を終了した。
昼食後、テント2のまわりの草刈りをした。ウコンの花が咲いていた。醜悪な埋め立て工事の風景を見たあとに、こういう花を見ると心が洗われる。
テント2のマヤー(猫)。人間は10連休と騒いでいるが、マヤーは毎日連休、いつも連休、死ぬまで連休。うらやましい。