昨日、今日と所要のため海上行動には参加できなかったが、27日(火)は合間を縫ってキャンプ・シュワブのゲート前に行き、2回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。K8護岸の捨て石に使用される大きな岩をはじめ、栗石や砂利、生コンなどが次々と運び込まれている。
フロントガラスに「名護市教育委員会」の表示がされたユニック車が、プレハブの資材と思われるものを運び出していた。年度末を迎え、辺野古岬付近で行われていた文化財調査が終了し、事務所を撤去したのかもしれない。
水曜日は名護市安和の琉球セメント桟橋で集中行動が取り組まれている。キャンプ・シュワブのゲート前は少人数になってしまうが、それでも粘り強く抗議の声を上げ続けていた。
新基地建設に使用する資材や重機類の大半は、このゲートから入っていく。ゲート前での阻止・抗議行動を盛り上げることなくして、この工事を止めることはできない。玉城知事まかせにするのではなく、沖縄県民一人ひとりの行動が問われている。
ゲートに行く前、午前11時40分頃に大浦湾の様子を見た。K9護岸ではランプウェイ台船が接岸し、埋め立てに使用する土砂の陸揚げが行われていた。
沖では日和丸からランプウェイ台船に土砂の積み替え作業が行われていた。土砂を積んだランプウェイ台船は1隻が準備され、ガット船は日和丸のほかに第八藤進、marumasa3号が停泊していた。
辺野古岬近くのK8護岸では、捨て石の投下が行われていた。
ゲート前の抗議の前後に豊原の高台から、辺野古側の埋め立て作業の様子を見た。25日に土砂の投入が始まった②-1工区では、K1護岸と仮設道路の2か所で土砂の投入が行われていた。海に降りる坂道が作られつつある。
先に土砂投入が行われた②-1工区でも、引き続き埋め立て作業が進められている。同時に、K4護岸の外側に大型クレーンで消波ブロックを設置する作業も行われていた。
土砂投入は3か所で行われているが、土砂を陸揚げする場所はK9護岸の1か所しかない。本来は大浦湾側から先に埋め立てを行い、岸壁代わりに使う予定だったのが、軟弱地盤が明らかになり予定が狂ってしまった。土砂の陸揚げが思うようにいかず、沖縄防衛局も困っているのだ。
そのためにK8護岸の工事を急ぎ、仮設桟橋として新たな陸揚げ場所を造ろうとしている。そういう目論見を日々の行動で潰していかなければいけない。どうせ軟弱地盤で行き詰まる、と思っているなら大きな間違いだ。工事を止め切れていない現実から目をそらし、辺野古側の埋め立てを傍観してはいけない。