12日(火)は朝、カヌー10艇で松田ぬ浜を出発した。辺野古先付近まで来ると、すでにK8護岸では捨て石の投下が始まっていた。抗議船3隻(不屈、平和丸、ブルーの船)と合流し、カヌーチームは午前3回、午後2回オイルフェンスを越えてK8護岸建設に抗議した。
オイルフェンスまでは距離があるので、満潮時は飛び込んでくる海保をかわしても、ゴムボートが先に回り込んでくる。干潮時には岩場に入られないように、海保がオイルフェンスを越えようとするカヌーをすぐに押さえにかかる。
手漕ぎのカヌーを相手に動力船で、そこまでやるか、というほどの弾圧をしかけてくるが、それだけカヌーの抗議が有効だということだろう。この日はよく晴れていたが北風が冷たかった。ずぶぬれになった後に海保のゴムボートの上で寒さに耐えながら、早春賦の歌を思い出した。その昔、『風音』という映画の脚本でこの歌を使ったことがある。
晴れているので砕石を下ろすときに粉塵が舞い上がっていた。午後3時過ぎの段階でK8護岸は40メートルほどまで伸びていた。浅い海域なので進行が速い。年度末で忙しい時期だと思うが、時間の許す人はぜひ海上行動に参加してほしい。
K1護岸の海岸付近では、25日の土砂投下に向けた準備らしい作業が進められている。仮設道路から土砂を投下する場所を造っているようだ。
埋め立てが進められている②-1工区では、先週から大型クレーン車の組み立てが行われている。今後どのように使われていくのか。そのそばをダンプカーが走り、K9護岸で陸揚げした土砂が運ばれ、埋め立て=海の破壊が進められていた。
今週末は那覇で県民大会が開かれるのだが、埋め立て土砂投入に反対するというなら、まず辺野古や安和のゲート前で資材搬入を止めなければいけない。県民大会に参加してそれで終わりなら、工事には影響を与えられない。