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Channel: 海鳴りの島から
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琉球セメント桟橋で運搬船に抗議行動

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 2月6日(水)は名護市安和区の琉球セメント桟橋で、土砂の積み込みに対する集中抗議行動が取り組まれた。土砂を積んだダンプカーの出入り口でデモをしたり、車を使って抗議している皆さんと連帯し、海上でもガット船(運搬船)に対して抗議行動を行った。

 この日はカヌー16艇とゴムボート1隻で午前、午後と抗議を続けた。今週は雨が多いが、今日は天気がよくて助かった。琉球セメントの桟橋には第八藤進が接岸し、土砂を積み込んでいた。ゲート前や車で抗議している皆さんの成果で出港が遅れたので、昼食はカヌーの上でとった。

 第八藤進は長崎の会社の船舶らしいが、カヌーの抗議を笑っている船員の姿を見ると、被爆地長崎の船員も沖縄の痛みを理解できないのかと情けなくなる。沖縄の海を破壊し、沖縄県民に軍事基地を押しつけ、沖縄差別を利用して金を儲ける。そうやって心根を腐らせていくのだ。だが、それは天に唾する行為でしかない。いつか自分たちも痛い目にあう日が来る。かつてそうであったように。

 まだ土砂の積込み中にもかかわらず、桟橋付近で抗議しているカヌーを海保が強制排除した。ここ最近は海保がかなり早い段階で排除を開始し、さらに係留しているロープをすぐに切断し始めるので、以前のようにはカヌーで運搬船の出港を遅らせることができていない。

 この日はカヌーを係留するだけでなく、桟橋付近を漕ぎまわりながら抗議するカヌーもあった。厳しい条件の下で、工夫を凝らして少しでも出港を遅らせようと努力している。カヌーチーム以外にも自主的に海に出て抗議してほしい。抗議者が増えれば海保も手が回らなくなり、出港を止めることができる。

 いつもは午前中で1隻目の運搬船が出港するが、この日は午後3時過ぎにやっと離岸して北上していった。陸で抗議している皆さんの努力で土砂を積み込むのが遅れ、入れ替わりに2隻目の運搬船・第十八福昌丸が桟橋に接岸したのは午後3時半頃だった。

 この日も陸の皆さんから心強い声援とともに、温かいぜんざいや野菜汁などの差し入れがあった。深く感謝したい。

 

 


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