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冬空の下の抗議行動

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 8日(火)は朝、カヌー8艇で松田ぬ浜を出発し、抗議船1隻とともにK9護岸で行われる土砂陸揚げに抗議した。

 いつもは前日の残りの土砂陸揚げから始まるのだが、この日はすべてのランプウェイ台船が空になっていて、ガット船(土砂運搬船)からの積み替え作業から始まった。そのため、午前中は②-1工区への土砂投入はなかった。

 朝、3隻のガット船が大浦湾に入り、それと一緒に新たにランプウェイ台船が1隻入ってきた。現在、ランプウェイ台船は3隻体制になっている。2隻だと積み替えが遅れた時に、土砂投入の空白ができる(7日がそうだった)。その対策なのか、注目したい。

 午前9時頃、K9護岸の近くに停泊したランプウェイ台船にガット船が横付けし、土砂の積み替えを行おうとした。ガット船の動きに合わせてカヌー8艇がフロートを越え、抗議した。

 カヌーメンバーを拘束した海上保安庁は、ゴムボートを意図的に低速で走らせ、瀬嵩の浜で解放するまで長時間の拘束を行っている。口では「安全のため」と称しているが、本音はカヌーチームが作業現場に戻るのを遅らせるための時間稼ぎである。カヌーメンバーが寒さを訴えたり、トイレに行きたい、と訴えても、低速走行を続け苦痛を強いている。

 ゴムボートに乗っている海保は上からの命令に従っているだけであり、組織の方針としてそのようなカヌーメンバーへの嫌がらせが行われている。この日は時折小雨が降る冬空の下での海上行動となったが、海保の弾圧と長時間の拘束は変わらずに続いた。

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 瀬嵩の浜で解放されたあと、すぐに抗議船に乗ってK9護岸のそばに移動した。ガット船からの土砂積み替えを終え、ランプウェイ台船がK9護岸に接岸しようとするのを待って、一斉にフロートを越えてカヌーを漕ぎ進んだ。

 カヌーの数は少なくても、チームワークを生かして各自が自分の役割を果たせば成果は出せる。待ち構える海保のゴムボートを誰かが引き付ければ、別のメンバーが間を抜けていける。2人が台船の係船ロープの所まで行き、ほかのメンバーも含めてK9護岸の前が騒然となったので、その間、台船は前進することができなかった。

 たとえ数分でもランプウェイ台船の接岸が遅れれば、その分、土砂を投入するダンプカーの数が減る。海上での抗議行動は、土砂投入に直接影響を与えることができる。土砂投入を止めたい、と思う人はぜひ積極的にカヌーに乗ってほしい。カヌーは難しい、と思っているなら間違いで、練習次第で誰でも乗れる。

 

 今日はゴムボートから飛び込んできた海保にカヌーをひっくり返された。沖縄も冬の海は寒さが厳しくなる。体調に気を付けながら頑張りましょう。

 


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