Quantcast
Channel: 海鳴りの島から
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2939

年末のゲート前抗議行動に参加する市民の思い。

$
0
0

 この数日、体を痛めてまともに車に乗れない状態にあったのだが、どうにか回復して今日は辺野古のゲート前座り込みに参加した。その前に瀬嵩の森から大浦湾の様子を見ると、K9護岸にはランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げが行われていた。

 森からはダンプカーがN3護岸まで行き、埋め立て区に土砂を投入する様子も確認できた。並行してガット船からランプウェイ台船に土砂を積み替える作業も行われていた。ほかにも2隻のガット船が待機していて、いつものように計3隻分の積み替えがなされたと思われる。

 最近はお昼時間をはさんで、空になった台船と新たな台船の入れ替えが行われる。豊原の高台から見ていると、午後2時から午後の埋め立て土砂投入が始まった。ガット船3隻分を積んだなら、明日28日の午前中までは土砂投入が行われるのではないかと思う。

 ゲート前に行き、お昼頃の2回目と午後3時前の3回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。年末の忙しいなか、皆時間をやりくりしながら参加しているだろう。数は女性の方が多く、機動隊員に椅子ごと運ばれる人もいたが、土砂投入を止めたい、という思いが切々と伝わってくる。それを踏みにじって今日も工事が強行されている。

 機動隊に強制排除される際、ズボンを引き裂かれた男性がいた。力尽くで工事を強行する安倍政権の暴力が、ここに露出している。

 生コンの材料や砕石が搬入される一方で、カバーの下の形からしてフロートやオイルフェンスを思われる物が運び出された。古くなった物を処分しているのかしれないが、いったいどれだけの予算が浪費されたのか。予算が膨らんで笑っているゼネコンと族議員に、血税を払っている庶民は黙っていてはならない。

 来年は消費税率が上がる。庶民からは税金をむしり取って大企業は優遇する。それが安倍自公政権の姿勢であり、辺野古の新基地建設もゼネコンと族議員、官僚、地域ボスなど「基地マフィア」を肥え太らすために行われている側面を見る必要がある。

 日本政府がばらまく「思いやり予算」が、沖縄の米軍基地の固定化につながっている。沖縄の基地負担軽減を言うなら、本来払う必要のない「思いやり予算」を全面廃止すればいい。それをやらずに何兆円単位で増大する新基地建設を強行する。笑うのは誰で泣くのは誰か。これは沖縄県民だけの問題ではないのだ。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2939

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>