17日(月)は朝、カヌー8艇が瀬嵩の浜から出発し、抗議船2隻とともに午前中、K9護岸で抗議行動を行った。
午前9時頃、抗議船・平和丸が汀間漁港を出ると、12月6日に安和区の琉球セメント桟橋で岩ずりを積み込んだ台船が大浦湾に入ってくるところだった。新たに土砂を持ち込んで瀬嵩沖に停泊した。
入れ替わりで、15日(土)に土砂をランプウェイ台船に積み替えた第百三十六伊勢丸は大浦湾から出て行った。琉球セメントの桟橋で岩ずりを積み込んでまた戻ってくるだろう。この日は先に出たガット船が、琉球セメントの桟橋で岩ずりを積んで出港したとのことで、岩ずりの積み込みから投入までのサイクルができている。
15日に土砂を積みかえたランプウェイ台船が、岩ずりをダンプカーに載せるためK9護岸に近づいていく。それに対しカヌーチームがフロートを越えて台船に近づき抗議した。
海保がカヌーメンバーを拘束し、排除したあとにランプウェイ台船がK9護岸に接岸し、待機していたダンプカーが台船に入って土砂を積み込んだ。11台のダンプカーが辺野古岬まで往復し、この日も赤土混じりの岩ずりが投下されていった。
大浦湾には赤白のスパッドが3本ある台船も入っていて、午前中、第八そうほう丸に積んでいた岩ずりの積み替えが行われた。この日埋め立て現場に投入された岩ずりと第八そうほう丸の岩ずりは、琉球セメント桟橋で不法に積み込まれたものだ。
安倍政権には法も論理も倫理もない。機動隊や海保を使って力で抗議行動をねじ伏せ、沖縄の民意を踏みにじって省みない。そうやって沖縄の中に怒りと反発と憎しみを広げていく。相手の理解を得ずに暴力でことを進め、それでうまくいくと考えているのだろうか。本当に愚かだ。
この日は風が強まり、カヌーと抗議船の行動は午前中で切り上げた。昼食後、午後はテント2のまわりの草刈りをして、豊原の高台から埋め立て現場を見た。投入された土砂は斜面に道を作れるほどに広がり、ダンプカーが護岸から下に降りて土砂を投下していた。
年末の忙しい時期だが、時間の都合をつけて辺野古や安和の抗議行動に参加してほしい。海の方もカヌーの練習に参加して、辺野古のちゅら海を軍事基地建設のために埋め立てる愚劣さを自分の目で確かめてほしい。