12日(火)は朝、カヌー10艇で瀬嵩の浜を出発した。K9護岸に向かって漕いでいるとき、第二十八旭丸がランプウェイ台船に向かって進んでいるのが見えた。同船は名護市安和区の琉球セメントの桟橋で、赤土混じりの土砂を積んで大浦湾に入り停泊していた。
土砂を陸揚げするためには第二十八旭丸のようなガット船から、ランプウェイ台船に土砂を積みかえなければならない。その作業が始まるのが明らかだったので、カヌーチームはフロートを越えて旭丸に向かい抗議した。
フロートを越えたカヌーは海保に拘束され、そのあとカヌーメンバーはカヌチャリゾートの沖で解放された。同海域は当時、風が強く波も荒れてカヌーを漕ぐには危険な状態だった。にもかかわらず海保はカヌーメンバーをゴムボートから下ろし、カヌーで船に戻ることを敷いた。「安全確保」をしきりに口にする海保が、あえてカヌーメンバーを危険にさらしている。そのでたらめな対応を糾弾する。
第二十八旭丸はランプウェイ台船に横付けすると、午前9時50分頃から土砂を移し替え始めた。
12日はしだいに風が強まり、波も荒れ始めたので、カヌーメンバーは抗議船に乗ってK9護岸の近くに戻り、作業の様子を監視した。
第二十八旭丸は午後12時頃に土砂を移し終えてランプウェイ台船から離れたが、台船には赤土混じりの土砂が山盛りになっていた。この後、旭丸は大浦湾を出て行ったので、明日以降、琉球セメントの桟橋で再び土砂の積み込みが行われるかもしれない。
旭丸が離れたあと、2隻目のガット船・第二藤進がランプウェイ台船に横付けし、土砂の積み替えを行った。強風のためカヌーチームは午後1時頃にこの日の活動を終えた。
明後日14日の土砂投入に向けて、土砂を陸揚げするための準備が進められている、ランプウェイ台船がK9護岸に接岸したあと、ダンプカーが同船に入って土砂を積み込み、辺野古岬近くの②-1区に運んでいく。海上では14日に抗議の大行動を取り組むが、ゲート前にも多くの人が集まってほしい。
玉城知事任せにして県民一人ひとりが行動しなければ、工事が止まるはずがない。海は濡れると冷える季節になったが、安倍政権の横暴と県民への愚弄を許すわけにはいかない。怒りを行動で示しましょう。