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Channel: 海鳴りの島から
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大浦湾を日米両軍の軍港にしてはいけない。

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 11日(火)も前日に続いて天候が悪く、海上行動は中止となったので、ゲート前に行き1回目と2回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。雨の中、今日も大勢の人が機動隊の弾圧に屈することなく、ゲート前に座り込んで新基地建設反対の意思を示した。

 座り込みのやり方は人それぞれだ。倒れこむまで抵抗する人もいれば、ある程度時間を稼いだら、立ってゆっくりと移動する人もいる。人それぞれ体力や考え方に違いがあるのだから、どこまで粘り、どういうふうに抵抗するかは多様である。

 参加するうえで大切なのは、非暴力に徹することと、工事を簡単に進めないように努めることだ。機動隊との激しいやり取りを見て臆する人もいるかもしれないが、実際に座って見れば、いろんな対応の仕方があることが分かる。

 多くの人がゲート前に集まれば、機動隊も簡単には排除できない。14日に土砂投入が予定されているが、基地内で使用されるダンプカーや作業員はゲートから入っていく。辺野古の海の破壊を許さないために、ゲート前の取り組みがより重要となる。頑張りましょう。

 

 機動隊が市民を強制排除したあと、今日も過積載車両が列をなして基地内に入っていった。栗石や砂利、砂、生コンを中心に、H鋼や鉄板、足場枠などが運び込まれた。

 古くなって使えなくなったのか、オイルフェンスがトレーラー2台分運び出された。

 ゲート前から強制排除されたあとも、歩道でプラカードを掲げたり、魔除けのシバサシを振ったりしながら抗議が続いた。

 ゲート前に市民が集まり、ゲートから出るトラックを止めた。機動隊が排除しようともめる中で、女性が倒れてけがをした。腕を痛めたようだったが、救急車は呼ばれなかったので、大事には至らなかったようだ。

 ゲート前から名護市内に戻りながら大浦湾の様子を見た。午後1時半頃の段階では、ガット船やランプウェイ台船はまだK9護岸に接岸しておらず、赤土混じりの土砂は陸揚げされていなかった。

 安倍政権が護衛艦・いずもの空母化に突き進んでいる。

https://mainichi.jp/articles/20181211/k00/00m/010/217000c

 仮に辺野古新基地が完成すれば、F35を搭載したいずも型空母が大浦湾に姿を現すのは間違いない。辺野古新基地の護岸は米軍の強襲揚陸艦が接岸できると言われているが、それはいずも型空母が接岸できる長さでもある。

 新基地が日米共用となれば、自衛隊は沖縄に念願だった軍港を手に入れることになる。V字型滑走路はMV-22オスプレイだけでなく、米軍と自衛隊のF35戦闘機も使用し、辺野古区民をはじめ沖縄県民は爆音被害と事故の危険にさらされ続ける。

 日本が空母を持ては、当然、中国はそれに対抗して海軍を強化する。アジア諸国は日本に対する警戒感を高め、沖縄は「基地の島」=日米両軍の拠点として軍事的緊張のただ中に置かれる。大浦湾に日米両軍の軍艦が並ぶ悪夢を現実のものとしてはならない。

 


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