10日(月)の名護市は朝から1日中、雨が降り続いた。海も時化ていたので海上行動は無理だと判断し、キャンプ・シュワブのゲート前に行き2回目と3回目の座り込みに参加した。
雨が降ればカヌーは休みとなるが、ゲート前では資材が搬入される限り、雨の中でも座り込みが行われる。厳しい条件の中、2回目の資材搬入に抗議して約60名の市民がゲート前に座り込んだ。
沖縄県警・機動隊による市民の強制排除=弾圧に対し、日本科学者会議という団体に所属する学者たちの無神経な言葉遣いが問題となっている。
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情けない学者たちだ。自分たちは「知識人」だから社会への知的貢献が使命であり、座り込みや「ごぼう抜き」は下々の者たちがやればいい、とでも思っているのだろう。口には出さないまでも、そういう学者、知識人なるものが、いかに多いことか。
土砂投入が目前に迫る中、雨に打たれ、体と心の痛みに耐えながら懸命に抵抗している人たちがいる。こういう努力の積み重ねなくして、辺野古新基地建設を止める力は生まれない。誰も好き好んで「ごぼう抜き」されているのではない。日々、ゲート前に通う人たちの気持ちを、この学者たちは真摯に考えたことがあるだろうか。
砂や砂利、栗石などを運ぶ車両がゲート前にまとめてやってくるのだから、渋滞が発生するのは当たり前だ。相変わらず、荷台からはみ出さんばかりの過積載の車両も目立つ。不整備車両を含めて、沖縄県警は見て見ぬふりだ。抗議する市民を弾圧するのは熱心なくせに。
キャンプ・シュワブでは複数個所で工事が行われている。雨の中、生コンの圧送を行うため、今日はミキサー車の数が多かった。
ゲート前の座り込みの合間に海の様子も見に行った。この日は悪天候のせいもあってか、大浦湾に停泊しているガット船に動きはなく、ランプウェイ台船もK9護岸に接岸していなかった。土砂の陸揚げはまだ行われていない。