21(水)は強風のため海上からの抗議行動は中止となったので、ゲートから入る工事車両がどこに資材を運ぶかを確認した。
午前9時過ぎから豊原の海岸近くで見ていると、午前9時半頃、辺野古岬近くの作業ヤードにダンプカーがやってきて、資材を下ろすのが確認できた。前日と同じ場所であり、ぐり石を下ろしたと思われる。
この日は近くのクレーン車が動いていたが、何の作業をしているかは確認できなかった。
生コンプラントにもダンプカーが車列をなして資材を運んでいた。原料となる砂やバラスを運んでいたのだろう。作った生コンを運んでいるらしいミキサー車も出入りしていた。
生コンプラントの上の方の場所で、土地の造成が行われている。そこにもダンプカーから砂利などを下ろしていた。
上の写真は昨日20日に海から撮ったものだ。生コンプラントの上の高台では建物が建設中で、生コンはそこで使用されているかもしれない。辺野古岬の作業ヤードでは現在、被覆ブロックの制作が行われている動きはない。
最初に土砂が投入される辺野古岬近くの②-1工区では、海岸部にブルーシートが敷かれたままで、午前の時点で作業の動きはなかった。
護岸でも作業は行われていなかったが、N5護岸からK4~1護岸まで作業員6人が歩き、現場の確認をしているようだった。
テント2近くで草刈り作業をしてから、午前11時45分頃、瀬嵩の森の上に行き大浦湾の様子を見た。タグボートが汚濁防止膜を曳航してリーフ側に運び、作業和船とともに設置作業を行っていた。
台船のそばには次の汚濁防止膜が用意されていたので、午後は長島近くに設置したかもしれない。
海上での抗議行動は行われなかったが、この日は見学者が多く、平和丸とウマンチュで海案内を行っていた。
現在、キャンプ・シュワブのゲートから搬入されている資材は、少なくとも3か所で使われているのが分かった。すべてが埋め立て工事に向けて搬入されているわけではないが、基地強化のために使われていることに変わりはない。
埋め立てだけでなく、兵舎やほかの施設の建設も、新基地建設の一環である。辺野古に海兵隊員の多くが移り住むことにより、事件・事故も増加する。本部港塩川区がすぐに使えないから、と安心してゲート前に行くことをやめている間に、準備は整っていくし、ほかの工事が進んでいく。週に1度でも入れ代わり立ち代わり参加して、新基地建設反対の意思を行動で示したい。