Quantcast
Channel: 海鳴りの島から
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2937

ゲート前座り込み抗議と本部港塩川地区ほか

$
0
0

 19日(月)はキャンプ・シュワブのゲート前に行き、2回目の資材搬入に対する座り込み抗議行動に参加した。

 小雨が降る中、50人ほどの市民が2列になり、ゲート前に座り込んだ。資材を積んだ車列がゲート近くまで来ると、米軍基地の中から沖縄県警の刑事や機動隊が姿を現した。市民のためではなく、米軍のために奉仕する警察の実態が露呈している。

 午後12時4分頃、機動隊の指揮官が白い指揮棒を上げて命令し、強制排除が始まった。

 資材を積んだ車列が到着したのが午後12時。約15分かかって全員が強制排除され、歩道に設けられた鉄柵の中に閉じ込められた。海では海保が、陸では県警が前面に出て、市民を力ずくで排除し、工事を強行する。そういう日々がまた始まっている。 

 搬入される資材を確認したかったのだが、この回は砂や砂利、ぐり石が主で、護岸建設に使われている大きな石はなかった。キャンプ・シュワブでは埋め立て工事以外にも工事が行われているので、どの現場で使われているのかも見る必要があるし、搬入時間帯の辺野古岬の作業ヤードの動きも確認しなければならない。

 アルソックの面々がゲート前に並んで、機動隊と一緒に市民を排除するため今日も働いている。沖縄の基地建設で儲けている悪質企業の代表格だ。

 石粉で汚れたタイヤが国道を汚し、ダンプカーの排気ガスが空気を汚す。辺野古新基地建設による環境破壊は海だけではない。

 多くの人が集まれば工事は止められる。言うのは簡単だが、実際に集まるのは簡単ではない。辺野古に行くだけでも自分の時間を犠牲にし、車のガソリン代もかかる。海保や機動隊の弾圧にさらされて、怪我をすることもある。それで誰も抗議する人がいなくなれば、安倍政権は大笑いし、工事は加速する。沖縄県民は惨めな状況に置かれ、軍事植民地状況はさらにひどくなる。

 15分で排除されたとしても、座り込む人たちがいるから工事用ゲートは鉄柵で遮蔽され、いちいちそれを動かさなければ工事車両が入れない状況となっている。しかも1日に3回、限られた時間しか車両は出入りできない。常時自由に出入りできる状態に比べれば、大きな制約を受けている。座り込む理由や思いは人それだろうが、ぜひ時間を作って辺野古のゲート前に来てほしい。

 ゲート前に行く前、豊原の高台から辺野古側の護岸の様子を見た。最初に土砂が投入される②-1工区の海岸は、ブルーシートがかぶされたままで作業の動きはなかった。辺野古岬の沖をタグボートが汚濁防止膜を曳航していた。長島付近に設置したと思われる。

 辺野古から名護市安和に移動し、琉球セメントの桟橋の状況を見てきた。

 さらに本部町まで足を延ばし、本部港塩川地区も見てきた。台風24号によって護岸が破損し、辺野古埋め立て用土砂の搬出ができない状況となっている。沖縄県警の刑事が4人来ていて、本部港管理事務所の職員と思われる男性から話を聞いていた。水色の作業着を着ている刑事は巻き尺を持っていた。

 11月19日は嘉手納基地にB52戦略爆撃機が墜落して50年になるという。50年経っても、沖縄はこういう有様だ。はらわたが煮えくり返る。

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2937

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>