６日（火）は所用のため、海上行動は休みを取った。
県内紙によれば、玉城デニー知事が今月１１日から訪米し、辺野古新基地建設反対の民意を伝えるために講演や米政府関係者との面談、県人会との交流などを行うという。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-829438.html
米海兵隊員を父に持つ玉城知事は、歴代の沖縄県知事とは違った形で、米国民に訴える力を持っている。そのことに期待している県民は多いはずだ。多忙を極める業務の中、早期に訪米を行う行動力を評価したい。
日本政府ＶＳ沖縄という構図の中に納まっていては、辺野古新基地建設の現状を打破するのは難しい。三権分立どころか司法は政府に追随し、議会も与党が多数を占め、「三権同一」と揶揄される状況が生じている。議会などしょせん「イチジクの葉」と切り捨ててしまえば簡単だが、それで沖縄の置かれている現状が変わるわけではない。
沖縄にとって米国の世論に訴え、米国市民の理解を広げて支持者を増やすのは重要な課題だ。県人会という海外の沖縄ネットワークを使い、辺野古新基地建設反対の民意を広げていくことの重要性も言うまでもない。元より簡単なことでないのは分かりきったことで、大切なのは厳しいことを承知であえて行動し、成果を積み重ねていくことだ。
玉城知事の米国での訴え、活動に期待したい。