6月17日(日)は午後、名護市中央公民館で「ありがとう!さくらさん 渡部有幸さんを偲ぶ会」が開かれたので参加した。辺野古の海・大浦湾の抗議行動では船長を務め、カヌーチームの行動を支えてくれた。がんを患って体がきつかっただろうに、ぎりぎりまで海に出て頑張っていた。
さくらさんはまた、救援対策の実務を担っていて、逮捕された際や国賠訴訟でもお世話になった。裁判の傍聴や弁護士との打ち合わせなど、いつも足を運んでアドバイスをしてくれた。辺野古や高江の闘いで多くの逮捕者が出たが、その救援対策のために駆けずり回っていた。深く感謝したい。
偲ぶ会では神奈川県や全国でともに闘った皆さんが、さくらさん(渡部さん)の思い出を語っていた。若い頃のベトナム反戦運動、横浜での労働運動や三里塚闘争などの話を聴き、配布された資料を読んで、多くの修羅場を潜り抜けてきた人だからこそ、辺野古の現場での抗議行動や救援対策の活動を、あれだけやれたのだと改めて実感した。
多くの人が語っていたが、いまでも亡くなったという感じがしない。ふらっと辺野古のテントに現れて、何やってんだおめーら、と笑いながら話しかけてきそうだ。偲ぶ会には70人余の参加があり、海上行動や本部島ぐるみ、ヘリ基地反対協などのメンバーがリレートークし、写真の映写もあった。最後は家族の皆さんの言葉があり、温かい雰囲気の会だった。