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Channel: 海鳴りの島から
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流動する国内・県内の政治状況の中で

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 14日(土)は所用のため海上行動は休んだのだが、午後2時前に辺野古漁港の堤防から少しだけ工事の様子を見た。K3護岸では今日も捨て石の投下が行われ、沖に向かって伸ばす作業が進められていた。

 K4護岸でも同じように捨て石の投下が行われていた。

 海岸線に伸びる仮設道路では、松田ぬ浜側の先端部の汚濁防止膜を移動したあと、根固め用袋材を運んできて下ろす作業が行われていた。

 13日の海上行動の際、N3護岸の工事を見に行った抗議船から、すでに海岸近くまで護岸が迫っていて、汚濁防止膜も設置されていた、という報告があった。14日の行動に参加したカヌーメンバーのツイッターを見ると、14日からいよいよN3護岸でも海への捨て石投下が始まったようだ。

https://twitter.com/nyansusu?lang=ja

 森友・加計・自衛隊の日報問題などで安倍政権が窮地に陥っている。沖縄県内では翁長知事が膵臓の手術をひかえ、国内・県内ともに政治状況が流動化している。そういう中で政府・沖縄防衛局は工事を加速させ、1日も早く護岸をつなげて海を囲い込み、土砂を投入しようとしている。

 海の工事は天候に左右される。大潮の満潮時に天気が荒れれば波が護岸を超すし、台風が来ればその対策で1週間は工事ができなくなる。台風シーズンの前に護岸を完成し、本格的な埋め立てに入って県知事選挙を有利に進める。そのような思惑で連日、辺野古側の護岸工事が強行されている。

 風が強かったが、今日もカヌーチームと船が海に出て、K3護岸の工事に抗議をくり返していた。波が大きくなるとオイルフェンスの揺れも大きくなり、越えるのが難しくなる。すぐそばでは海保のゴムボートが並んで待ち構えている。莫大な予算(税金)が投入され、市民弾圧と沖縄への米軍基地押しつけのために浪費されている。

 宮城県や福島県、岩手県、熊本県、大分県など、地震や津波、原発事故、大雨、土砂崩れの被害で苦しんでいる人々のことが連日報道されている。辺野古で米軍基地を造るために湯水のように使われる予算で、どれだけの人々の命と生活が救われるだろうか。辺野古の海を分断して張りめぐらされているオイルフェンスや護岸のためにどれだけ予算が無駄に使われているか。

 森友問題や加計問題、稲田のような無能な極右政治家の起用、米軍への新基地提供、これらはみな安倍首相の「オトモダチ」に対する過剰な便宜供与から発生している。政治を私物化し、荒廃させている安倍首相を1日も早く辞任に追い込まなければならない。 


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