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Channel: 海鳴りの島から
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旧正月休みで護岸工事などは無し/資材搬入阻止のためゲート前に結集を!

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 17日(土)はぶるーの船に乗って辺野古側リーフ内の工事の様子を見た。旧暦1月2日でウミンチュは旧正月休み。K2護岸やK4護岸ではクレーン車やショベルカーが片付けられ、工事は行われていなかった。

 仮設道路の工事も行われていなかったが、陸に向かって右側、N5護岸に伸ばされている仮設道路は、残り50メートルもないかもしれない。今月中にはつながる可能性がある。

 現在、大浦湾に3基、辺野古側リーフ内に1基のスパッド台船が設置されている。今日はボーリング調査は行われていなかったが、辺野古側のDと記されたスパッド台船はN5護岸のすぐそばに設置されている。今さらこの場所を調査しているのは、どのような理由からか。

 この付近で地盤の弱い箇所でもあったのか。本来ならきちんと調査をしてから護岸工事を始めるべきだ。名護市長選挙や県知事選挙に向け、工事の進行を見せつけるために、沖縄防衛局は辺野古側の護岸工事をしゃにむに進めている。そのひずみはいずれ各所で出てくるだろう。

 上の写真は辺野古岬近くの作業ヤードを午前9時12分に撮ったもの。下の写真は同じ場所を(角度は違うが)午前9時31分に撮ったものである。もともとこの場所には、護岸工事や仮設道路工事に使用する石材が、二つの山になって積まれていた。

 それを使い果たしたのだろう。この日の朝には石材の山が消えていた。そのあと、午前9時10分過ぎにゲートから石材を積んだダンプカーが入り、新しい山を作り始めた。これが意味することは何か。

 現在、K2とK4の二つの護岸工事に加え、仮設道路では3か所に捨て石の投下や根固め用袋材の投下を行っている。それに使用する石材を陸上(ゲート)から運び入れるだけでは、必要量を満たせないのだ。だから、K9護岸を桟橋代わりに使い、海上からの搬入も行っている。しかし、それでも石材はぎりぎり間に合わせている状態だろう。

 連日、ゲート前の座り込みは機動隊に強制排除され、工事車両が入ってしまう。それでも、座り込む市民がいることによって、県警はバスやワゴン車でゲートを塞がざるを得ない。そのために1日に搬入できる石材が制限されてしまうのだ。

 もし、毎日300人以上の市民が座り込み、何日も石材が搬入できなくなれば、護岸工事すらできなくなる。これから先、埋め立て工事が始まっても、護岸工事とは比較できないほどの土砂が必要となる。石材や土砂はもとより、工事に必要な資材、重機類が搬入できなければ、工事は進まないのだ。

 翁長県政の問題を批判するのはいい。しかし、その後に自らはどれだけ辺野古に来て抗議行動を担っているのか。ネットで言葉激しく批判するのは簡単だ。だが、それだけで状況が変わることはない。海でもゲート前でも、人が集まればこの工事は間違いなく止められる。

 カヌーチームは3艇がオイルフェンス沿いにK2護岸からK4護岸まで漕いで状況を確認した。ほかに4艇が松田ぬ浜で初心者練習を行った。ゲート前の座り込みと違い、カヌーは練習から始めないといけないが、難しく考えたり、遠慮したりしないで、積極的に参加してほしい。


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