12日(月)は3連休の最終日で、船に乗ってk9護岸からK2護岸までの工事の様子を見た。K9護岸では石材の搬入はなく、K2護岸とK4護岸、仮設道路の工事も行われていなかった。また、スパッド台船やクレーン付き台船にも作業員の姿はなかった。
カヌーチームはオイルフェンス沿いに漕いで各現場の様子を確認していた。ほかに松田ぬ浜では初心者練習も行われた。平日も希望者があれば初心者練習を受け付けているので、積極的に参加してほしい。海でもゲート前でも、参加者が増えれば工事を止められる。
連日、本部町や国頭村の採石場から、石材を積んだダンプカーが200台以上、キャンプ・シュワブを往復する。そのために国道329号線の各所で、アスファルトのひび割れや陥没が発生している。
ほかに生コンを積んだミキサー車や重機、鉄板、ヒューム管など、重量物を積んだトレーラー車もやってくる。辺野古新基地建設をになう工事車両によって、国道329号線が破壊されているのだ。
一部ではアスファルトで埋めるなどの補修がなされている。だが、一時しのぎの弥縫策にすぎない。道路が荒れて、一般車両の運行にも支障をきたしている。名護市長や名護市議会議員、県議会議員、国会議員はこの問題を調査し、国道事務所や国土交通省、防衛省、政府に抜本的な解決を求めてもらいたい。
日本政府が辺野古新基地建設を強行し続ければ、名護市民・沖縄県民の生活道路である国道329号線の破壊は深刻さを増すばかりだ。「辺野古のへの字も言わない」と無視してすまされる問題ではない。大型車両を連ねて道路を破壊し、大渋滞をきたすことを、政府は即座に止めるべきだ。