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Channel: 海鳴りの島から
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ゲート前の皆さんの声援を受けながら、捨て石投下が続くK1護岸工事に抗議行動。

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 25日は朝、カヌー13艇で松田ぬ浜を出発した。抗議船2隻とともに、K1護岸工事に対して抗議行動を行った。

 この日はゲートからの資材搬入はなかった。それでも、辺野古岬近くの作業ヤードには石材が蓄積されており、そこからダンプカーで運んできた捨て石を海に投下し、バックホーで打ち固める作業が午前、午後と進められた。N5護岸や鉄塔前でも作業が進められている。

 捨て石の投下地点に近い場所で、潜水士が作業を行っていた。次の捨て石にむけた海底の確認作業だろうか。

 この日は抗議船に乗って国会議員の視察があった。

 広範囲にオイルフェンスが張られ、海保が内外で規制しているので、カヌーによる抗議も簡単ではない。それでもカヌーメンバーが護岸の近くまで行き、作業員が仮設道路の上で待機して、半時間近く工事が止まる場面もあった。

 先の衆議院選挙では、名護市辺野古がある3区や普天間基地がある2区で、新基地建設に反対する「オール沖縄」の候補が圧勝している。沖縄では新基地建設の是非が最大の焦点となっており、今でも反対の民意が根強いことを示した。

 本来なら、その民意を受けて政府は新基地建設を中止すべきだ。しかし、沖縄の民意を踏みにじって工事を強行し続けている。それを黙って見過ごしていられるか。炎暑の夏も、冷え込む冬も海に出なければならないのは、政府の横暴を許してしまえば、沖縄の基地被害がくり返されるからだ。

 二十歳の女性の強姦・殺人事件やMV22オスプレイの墜落大破、CH53Eヘリの不時着炎上、軍車両を使った飲酒死亡事故、多発する米軍の事件、事故に日本政府はなんら手を打つことができない。『沖縄の負担軽減』とは口先だけで、本気で問題を解決しようという気などないのだ。

 日米安保の負担と犠牲を沖縄に押し込め、少数者の不満として扱えば無視してすませられる。そういう卑劣な手法がいまだにまかり通っている。きつくてもカヌーで工事現場に迫り、ゲート前で座り込んで抗議しなければ、工事を止めることはおろか問題を顕在化することすらできない。それが沖縄の強いられている現状だ。

 資材搬入がなかったので、ゲート前から座り込み行動の皆さんが松田ぬ浜に応援に来てくれた。逆風をついてK1護岸の所まで声援が届いていた。昼は手作りのカレーライスの差し入れもあった。にふぇーでーびる(感謝)。

 午後は風が強まるとの予報だったので、1時間ほどK1護岸工事に抗議してこの日の行動を終えた。週末の土曜日も海では工事が進められている。都合がつく人はぜひ海上行動に参加してほしい。

 テント2の新顔。うちなーまやー、うしぇーてぃやないびらんどー。日米政府やへーくなー、新基地建設やみれー。

 


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