25日は「海上座り込み大行動」にカヌーと船を合わせて150人余が参加し、これまでの海上行動で最多となった。台風22号の影響がどれだけ出るか心配したが、海上パレードや集会など、無事に予定の行動を実現することができた。
集会はドクロの絵がある浜の前で行なわれた。辺野古側海岸部で3か所行われている仮設道路などの工事は、この日は行われなかった。
時おり強い風が吹いたが、この日のために全国から集まったカヌーメンバーは、日頃の練習の成果を発揮して無事に漕ぎきった。80艇余のカヌーが海に浮かぶ様子は壮観だった。抗議船に乗った皆さんとともに、辺野古新基地建設阻止!の気勢を上げた。
昼食後、午後1時から松田ぬ浜で、ゲート前の座り込みに参加している皆さんも含めて、300人ほどの市民が参加した。衆議院選挙で改めて示された沖縄の民意を踏みにじり、新基地建設を強行しようとする日本政府に抗議する集会を開いた。
カヌーチームの若いメンバーの発言がよかった。4月25日に埋め立てに向けた工事開始、というセレモニーが行われてから半年になる。K9護岸工事は100メートルまで石材が投下されたが、完成形とは程遠い形で中断している。
一方で、政府・沖縄防衛局は、工事を進めやすい辺野古側の浅瀬から先に埋め立てに入ろうとしている。10月中には護岸工事に着手する、と報道されていたが、台風22号が週末に沖縄島を直撃しそうで、政府・沖縄防衛局の目論見は危うくなっている。
だが、来年2月の名護市長選挙までに、目に見える形で工事を進めようと、政府・沖縄防衛局が工事を強行し続けるのは明らかだ。25日の大行動の成功をふまえて、平日にも多くの皆さんが海上行動に参加してほしい。
26日はすでに風が強くなり、海が荒れていたため海上行動は中止となった。辺野古側の海岸での工事も行われていなかった。全国から来た皆さんはカヌーを漕ぎたかっただろうが、みんなで台風対策を行った。