https://www.youtube.com/watch?v=-sOGQ0bG15c&feature=youtu.be
https://www.youtube.com/watch?v=gCT2Q_C8cww&feature=youtu.be
https://www.youtube.com/watch?v=svWmAI9QSw4&feature=youtu.be
https://www.youtube.com/watch?v=ZFUzrRV5SSw&feature=youtu.be
10月11日(水)は朝、東の風が強く海は白波が立ち、海上行動は中止となった。カヌーメンバーはゲート前に行き、座り込み行動に参加したのだが、衆院選のさなかにもかかわらず機動隊による暴力的排除が行われた。
市民の必死の抵抗により、ゲート前に止めた警察車両をどかすのに手間取っていた。市民が座り込む空間を減らすために、ゲート前には機動隊のバスやワゴン車が常時止められている。しかし、それは警察車両をどかさないと工事用車両が入れないということでもある。そのこと自体が、1日に入れる工事車両を制限することになる。
抵抗しても最後は機動隊により力尽くで排除される。だから無力なのではない。市民が座り込むことによって沖縄防衛局は自由に工事車両を入れることができない。もし座り込み行動がなくなり、ゲートから自由に入れるようになれば、1日に300台、400台と資材を積んだダンプカーがやってくるだろう。
工事車両が50台以上、数珠つなぎになってやってくるので、ゲート前の国道は渋滞が生じる。ゲート前で交通整理しているアルソックも、工事車両の出入りを優先して市民の車を止めている。ますます渋滞が悪化することになる。
石材を積んだダンプカーだけでなく、生コン車の数が増えている。護岸工事で使用する被覆ブロックの製作用で、同工事に向けての準備が進められている。
名護市屋部にある「まるくに」という土砂運搬会社の20トン積みトレーラー車が5~6台やってくる。高江のヘリパッド建設でも砂利を運んでいた。北勝建設や丸政工務店などと並んで、米軍基地建設で儲けている沖縄島北部の会社の一つだ。
11日午後5時35分頃、東村高江で米軍のCH53大型輸送ヘリが炎上する事故を起こしている。普天間基地を飛び立った米軍ヘリやオスプレイは、キャンプ・ハンセンやキャンプ・シュワブ、北部訓練場、伊江島補助飛行場などで訓練を行う。北部地域全域を飛び回り、CH53ヘリは海上行動の最中にも頻繁に見かける。
米軍基地建設に携わっている北部の企業、社員は考えないといけない。目先の儲けのために自分たちの住む地域に米軍基地を造ることで、自らが基地の被害に苦しむことになる。自分の家族や親戚、友人、知人に犠牲者が出るかもしれない。仕方がない、の一言で、米軍基地が集中したヤンバルの将来について考えること、想像することをやめてはいけない。
ゲート前からテント2に戻り、道路脇の草刈りをしながら海の様子を見た。海は荒れていたが、辺野古側沿岸部では今日も工事が進められている。どくろの絵がある浜では、仮設道路宇の先端部にH鋼を設置し、鉄板を張り付けて前をふさぐ作業が行われていた。
赤白鉄塔前の取り付け道路では、ダンプカーで先端部に捨て石を投下し、ショベルカーで整備する作業が進められていた。昨日、今日の2日で前に積んであった根固め用袋材の所まで捨て石で埋まった。これから側面を固め、根固め用袋材を置いていくと思われる。
先端はすでに海に達している。干潮時には岩が露出する場所だが、その上に根固め用袋材が置かれ、再開後は急ピッチで工事が進められている。
映画館前でも仮設道路の先端部に根固め用袋材を置く作業が進められていた。海が荒れて海上行動ができない反面、辺野古側沿岸部では3か所で、仮設道路や取り付け道路の工事が進められている。見ているだけで歯がゆいが、衆院選だから工事が止まる、というのは甘い考えでしかない。
安倍政権は、工事を進めても衆院選に影響は少ない、と考えているのだろう。ゲート前の機動隊による強制排除にしても、あくまで沖縄の民意を踏みにじり、工事を強行するという意思を示している。
工事が行われている近くでは、米海兵隊の水陸両用車が訓練を行っていた。
米国に隷従し、米軍のために沖縄県民に犠牲を強いることを当たり前とする。そういう安倍政権の姿勢が、米軍によるやりたい放題を生み出し、事故の多発を生み出している。選挙で結果を出すのはもとより、高江でも辺野古でも抗議の声を上げ、行動したい。