26日は朝、カヌー11艇で松田ぬ浜を出発した。抗議船3隻と合流して、どくろの絵がある浜と映画館前の2か所に分かれて監視・抗議行動を行った。
どくろの絵がある浜では、K1護岸建設に向けた仮設道路工事が今日も進められた。浜に並べたコンクリートブロックにドリルで穴をあけ、H鋼を設置する作業が行われていた。
映画館前でも根固め用袋材を設置するなどの仮設道路工事が進められている。かなり広範囲にオイルフェンスやフロートが4重に張りめぐらされているので、作業現場の近くまで行って抗議するのも簡単ではない。
かといって、フロートの外からは声も届かない。カヌーメンバーはそれぞれ工夫しながらフロートを越えて抗議をくり返した。
映画館近くの作業ヤードでは、地面から掘り起こした瓦礫を粉砕機で砕いていた。作業ヤードや仮設道路の路盤材として使うつもりなのか。作業員が水をかけていたが、粉塵があたりに飛び散っていた。
作業ヤードでは護岸工事で使用する被覆ブロックの製作が始まっている。型枠に生コンを流し込んだあと、ゲートから出るのを待つミキサー車の列が海からも見える。これを止めるにはゲート前に多くの市民が集まるしかない。
松田ぬ浜の近くでは、昨日に続き水陸両用車の訓練が行われていた。米軍にとってこの場所は、同訓練のために確保しておく場所なのだろう。
これに空港や港湾機能が備われば、米海兵隊にとってどれだけ使い勝手のいい基地ができることか。そういう基地を米軍が手放すことはない。沖縄島北部地域への米軍基地の集約化、恒久化が進む。そうなればやんばるにろくな未来はない。
北勝建設や丸政工務店など、やんばるの建設会社がやんばるの未来を破壊する行為を行っている。その愚かさの被害を受けるのはやんばる全体であり、沖縄全体だ。他人事ではすまされない。