仮設道路工事にカヌーで抗議

　２５日は朝、カヌー１３艇で松田ぬ浜を出発した。抗議船３隻と合流して、どくろの絵がある浜と映画館前の２か所に分かれ、仮設道路の工事に対し抗議行動を行った。

　日曜日の間に、鉄塔前の取付道路のまわりもオイルフェンスが設置してあった。

　映画館前のオイルフェンス、フロートもＮ５（中仕切り）護岸の建設予定地を中に入れて、大幅に広げられている。メディアは１０月中に護岸工事が始まると報じているが、今日、安倍首相が衆議院解散を表明した。総選挙が護岸工事着工に及ぼす影響が指摘されている。

　森友学園・加計学園問題隠しに加えて、沖縄では辺野古隠しもやるわけだ。それでも仮設道路の工事は「粛々」と進めて行きそうだ。辺野古新基地建設を許さないために、選挙と同時に海上とゲート前での行動を盛り上げていくことが問われている。

　映画館前では、仮設道路の先端部に土木シートを敷き、捨て石を投下する作業が進められた。カヌーチームはフロートの外から監視・抗議すると同時に、オイルフェンスを越えて作業現場に近づき、抗議の声を上げた。ショベルカーの動きが一時的に止まることもあった。

　映画館前では午後、仮設道路の先端部を囲う黄色い汚濁防止膜を前の方に設置し直す作業が行われていた。Ｎ５護岸の建設予定地に向け、着実に仮設道路が伸びている。辺野古岬側の作業ヤードでは、護岸工事に使用する被覆ブロックの作製も始まっている。

　どくろの絵がある浜の前では、Ｋ１護岸建設に向けた仮設道路の工事が進められている。コンクリートブロックの上にＨ鋼を置いてブロックを連結し、さらにその上にブロックを置いて仮設道路を仕上げていく作業が行われていた。

　９月下旬となり、海上も秋めいてきた。テント２のまわりではクロイワツクツクがしきりに鳴いている。

　むるかいとぅしゆたーしが、ちばらなやー。