24日は朝、カヌー11艇で松田ぬ浜を出発した。台風13号の影響で今週は3日間、キャンプ・シュワブ沿岸での仮設道路工事が止まっていた。この日は波も収まり、工事再開に向けてフロートやオイルフェンスの再設置が行われた。
カヌーチームは午前中、二手に分かれて行動したが、髑髏の絵がある浜では外側のフロートはすでに設置されていた。オイルフェンスの一部や黄色いフロートの汚濁防止膜、単管のネットなどはまだ浜にあり、その再設置に抗議した。
大型のオイルフェンスをショベルカーで持ち上げ、人力で海に下ろしていたので再設置に苦労していた。この作業だけで午前中が終わったが、このような作業はカヌーや船で海上行動を行っているから必要となる。海上行動がなければオイルフェンスなど最初から必要ない。
ゲート前の座り込みもそうだが、何らかの抗議行動を起こすから、それに対処する作業をしないといけなくなる。海保や機動隊に排除されるから意味がないのではない。実際に、こうやって半日以上の作業の遅れをもたらしている。日々活動していれば、そういう状況が見えてくる。
キャンプ・シュワブの映画館前ではフロートの設置がまだなされておらず、カヌーメンバーは再設置に抗議したが海上保安庁に拘束され、松田ぬ浜に運ばれて解放された。その後、映画館前では仮設道路の工事が再開されている。
午前の途中、沖の方から雨雲が近づいてきたので、いったん松田ぬ浜に戻った。私は所用があったので午前中で抜けたが、ほかのメンバーは早めの昼食をとって午後の行動に向かった。
午後は髑髏の絵がある浜の前で単管ネットなどの再設置に抗議し、大浦湾のオイルフェンスの再設置にも抗議したとのこと。海保に拘束されて再設置は許しても、また台風は来る。日本政府・沖縄防衛局の思い通りに工事は進まない。
自然の力は大きいが、人の力でも工事を止めないといけない。何度でも繰り返すが、大浦湾側の工事が難航している分、辺野古側で工事をどんどん進めて、名護市長選挙で争点ぼかしをしようというのが日本政府の狙いだ。
仮設道路の工事や護岸工事を進めて、辺野古はもう後戻りできないくらい工事が進んでいる、選挙の争点にはならない、と宣伝し、名護市民のあきらめを誘おうとしている。その目論見を打ち砕くためにも、海とゲート前に多くの市民が集まって阻止・抗議行動を盛り上げていく必要がある。
辺野古の海を守り、新しい軍事基地を造らせないために頑張りましょう。