17日は盆休みあけの最初の海上行動が取り組まれた。朝、カヌー10艇が松田ぬ浜を出発し、髑髏の絵がある浜の前とシアター前の二手に分かれて、仮設道路の工事に監視・抗議行動を行った。
午前中、髑髏の絵がある浜の前では、前日までに敷いた捨て石の前の砂浜をレイキでならす作業が行われた。午前9時10分頃、ダンプカー1台が捨て石を投下した。
砂浜を均したあと土木シートを敷き、その上に透過された捨て石をショベルカーで運び、敷き固めていた。作業はゆっくとしているが、仮設道路の高さが低いので道路が伸びるのは早い。午後は砂利なども敷かれ、仮設道路を伸ばす作業が進められた。
カヌーチームは抗議船とともにフロートの内外で、監視、抗議行動を行った。
シアター前では盆休み前に続き、仮設道路の先端部の両側に根固め用袋材を山形に置き、土木シートを敷いたあとに、袋材の間に捨て石を投下して仮設道路を伸ばす作業が行われた。正面から見ると仮設道路の構造がよく分かる。
K9護岸の工事で使用されていたのと同じ青い大型クレーンが新たに加わり、以前からあったオレンジのクレーンと一緒に袋材を運び、設置していた。袋材は大量に保管されているので、ダンプカーでひっきりなしに運んでくる。2台のクレーン車を使い、効率よく作業が進められていた。
3艇のカヌーがフロートを越えて抗議した。陸上で行われている工事に海上から抗議するのは限界がある。ゲート前で作業員と資材を止めるのがベストだが、海上でもできるだけ近くで監視・抗議する努力を重ねている。
ケーソンを仮置きする海上作業ヤードが中止となり、大浦湾側の工事は難航しているようだ。一方で、辺野古側の浅瀬では仮設道路の工事が着々と進んでいる。後戻りのできない状況を作ろうと考えるなら、工事のしやすい浅瀬=辺野古側から埋め立てを進めた方がいい。
工事が遅滞していると考えて、ゲート前の座り込み参加者が減れば、政府・沖縄防衛局の思うつぼである。ゲートから大量に運び込まれた石材は中に保管され、仮設道路の工事に使用されている。新たな搬入を許してはならない。