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Channel: 海鳴りの島から
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キャンプ・シュワブ映画館前での仮設道路の工事に抗議

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 27日は所用のため、午前中だけ船に乗り海上行動に参加した。カヌーチームは午前10艇、午後7艇が松田ぬ浜を出発し、監視・抗議活動を行った。消波ブロックが造られている作業ヤードの前から映画館前にかけて、工事用の仮設道路建設工事が行われている。27日はそれに対する監視・抗議が中心となった。

 現場では25日から浜に根固め用袋材(布団籠)を置く作業が行われている。道路の高さがなく、石材を積み上げる量が少ない分、前に進むペースは速い。

 工事を行っている北勝建設は、取付道路の工事も行なっており手慣れている。外側の布団籠から先に置き、内部に栗石を投下してショベルカーで打ち固め、上に砂を敷いて転圧する作業をくり返していた。

 高江のN1ヘリパッドを二基建設したのも北勝建設だ。国頭村の建設業者だが、北部地域の米軍基地建設工事を請け負って、特に高江ヘリパッド・辺野古新基地建設工事では基地利権をむさぼっている。ヤマトゥの政治家、ゼネコンと結びついた地元企業が、自分たちが暮らしている地域の自然を破壊し、基地被害を呼び込む行為を行っている。

 金が入れば何でもいい。そうやって自分の金儲けのためにヤンバルの住民全体に犠牲を強要する。そういう企業がいつまでも旨い汁を吸えると思ったら大きな間違いだ。悪事には必ず報いが訪れる。

 カヌーチームは何度もオイルフェンスを越えて工事現場に迫り、抗議を繰り返していた。そのたびに海保に拘束されて松田ぬ浜に運ばれていたが、目の前で砂浜が破壊されていくのを、何とか止めたい!少しでも近くから抗議したい!という思いで越えている。

 午前中、作業和船が7隻ほど出てきて取付道路のまわりに残っていたフロートを撤去した。当面の工事は終わったということだろうが、台風のことを考えれば、フロートを残したままにはできない。大浦湾全体に張りめぐらしている大量のフロート、オイルフェンスへの対処は簡単ではない。

 稲田朋美防衛大臣がやっと辞任する。こういう無能な大臣の下で辺野古新基地建設は強行されてきた。稲田の辞任は当たり前であり、遅すぎた。辺野古の工事も同じだ。日本政府・防衛省は即刻、工事を止めるべきだ。高江・辺野古で行われてきた防衛省の不正、不法、暴力は日報問題に劣らないほどでたらめなのだ。


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