24日はぶるーの船に乗って海上行動に参加した。前日、23日の日曜日にキャンプ・シュワブの映画館前にフロートやオイルフェンスが張られたということで様子を見に行った。
映画館から消波ブロックの製作が行われている作業ヤードの前にかけて、大型のフロートやオイルフェンスで囲われている。浜には単管で柵をつくり網が張られている。
21日の本ブログで指摘したように塩ビパイプが設置された場所で捨て石の投下作業が行われてきた。今度はこの場所で仮設道路の初めの部分の工事が始まりそうだ。
午前9時過ぎ、ゲートから最初の資材搬入が行われ、生コンのミキサー車が作業ヤードにやってきた。型枠に生コンを流し込む作業が行われ、消波ブロックの製作が連日続いている。
キャンプ・シュワブ内の生コンプラントでは、手前左側のタンクを覆っていたブルーシートがはずされている。来月には試験運用が行われると報道されている。兵舎建設に使用する、という建前を取っ払い、いずれ新基地建設のために消波ブロックや被覆ブロックの製作にも使用されるだろう。
しかし、そのような県民だましを許してはならない。生コンの資材はゲートから入ってくる。いくらプラントを作っても、ゲート前で資材搬入を止めれば稼働できない。機動隊が排除できないほどの市民がゲート前に集まり、座り込んで抵抗するか否か。工事の進行はそれにかかっている。
消波ブロックの製作が進められている作業ヤード前の浜に下りる道が撤去された。要所にはつりを入れたあとショベルカーで破壊し、更地にしていた。おそらくこの場所から捨て石の投下が始まると思われる。
カヌーチームはこの日、カヌー20艇で抗議行動を行った。明日の大行動に向けて、ほかに松田ぬ浜では練習班もカヌーを出していた。映画館や作業ヤードの前に張られたフロート、オイルフェンスのそばで、あるいはそれらを越えて抗議の声を上げた。
髑髏の絵が描かれた壁の前の浜では午前中、仮設道路への新たな捨て石の投下は行われなかった。付近の海域で名護市の教育委員会が文化財の調査を行っており、そのためかもしれない。
沖縄防衛局は複数個所で捨て石の投下を行うことで、埋め立て工事が進んでいることを印象付けようとしている。しかし、台風対策や被覆ブロックなどの資材準備がなされていないため、少し手を付けただけで作業を停止せざるを得なくなっている。
現場の状況を正確に押さえながら、沖縄の民意を無視した無法な工事を止めるために力を尽くしたい。明日の海上大行動では午後1時から松田ぬ浜で集会も開かれる。辺野古漁港の防波堤沿いからは、作業現場を見ることもできる。ゲート前の資材搬入への対応を優先しつつ、浜での集会に参加してほしい。