23日は水曜大行動日で、公休日ということもあり雨模様にもかかわらず、朝から多くの人がN1表ゲートで座り込みを行った。7月22日に機動隊の暴力によってN1表ゲートが開けられてから4カ月余、交通の便が悪い高江にこれだけの人が集まり続けている。それは決して簡単なことではない。
この日はN1表ゲートにはダンプカーの車列は来ず、メインゲートに計24台分の砂利が搬入されている。雨のため森の中での活動は中止となり、メインゲートから南側の県道で抗議行動が取り組まれた。
別の作業をしていてこちらは最後しか参加していないが、警察による車両規制で、公休日にドライブに来た家族連れも長時間待たされていた。勤労感謝の日くらい作業員たちにも休みを取らせればいいものを、ヘリパッドの年内完成という安倍政権の圧力により、やんばるの森は今日も重機の音が響いていた。
https://www.youtube.com/watch?v=eZSR-5019ag
https://www.youtube.com/watch?v=rt9Wc7t7sRU
午後からは砂利置き場でも20人余の市民が抗議行動を行った。政府や警察、沖縄防衛局がどれだけ脅しをかけても、森の中に入って抗議したい、という市民は後を絶たない。実際、作業の様子を目にすれば、抗議の意思はさらに強まる。山城博治さんが切り拓いた場所で抗議を続けることの意義を、参加した市民は嚙みしめているだろう。
砂利を運ぶ4トンダンプカーの運転手は、ヘルメットを着用していないのが目立つ。基地内は道路交通法が適用されないから違法ではない、というお墨付きを沖縄防衛局が与え、作業員の安全管理も二の次となっている。
午後5時半からは名護署前で、長期勾留されている2人の仲間への激励行動に参加した。小雨が降るなか、50人近い市民が集まっていた。沖縄もしだいに寒くなるなか、靴下の差し入れが許されないことへの批判が続いている。健康を気遣いつつ、ひるむことなく抗議行動を続けていることなど、激励の発言が続いた。