16日は水曜大行動日でN1表ゲート前では午前、午後と200人以上の市民が集まって、砂利搬入に抗議した。これだけの人が集まると機動隊も無理に排除しようとはせず、砂利を積んだダンプカーはメインゲートに砂利を降ろし、国場組の採石場を往復した。
N1表ゲートから砂利置き場に運ばれなかったのはいいのだが、メインゲートに運び込まれた砂利は明日、ダンプカーでN1表ゲートに運ばれる。500人の市民が集まり、メインゲートとN1ゲートの両方に250人ずつ配置できれば完璧に阻止できるのだが、そこまではできないまま11月半ばとなっている。
大行動日は来週から月曜日も行われるとのこと。日々の仕事や生活があるなかで、高江まで来るのは容易ではない。しかし、機動隊が簡単に排除できないほどの人が集まれば、ヘリパッド建設工事を止めることができる。日本政府は12月20日に年内完成・過半の返還というシナリオを描く。
返還されるからいい、というものではない。残りは恒久的に使用されるということであり、高江の集落を囲むように作られた新しいヘリパッドMV22オスプレイが離発着をくり返す。住民の生活やノグチゲラなど森の生き物を長期にわたって脅かす。年内完成を許さないために高江に結集を!
N1表ゲートに面したテントの横では、やんばるの森の生き物やオスプレイの訓練などを写したミニ写真展が開かれている。高江に来たら、ぜひ立ち寄ってほしい。
午後は森の中に伸びる道を歩き回った。木の切り出しや炭焼きなどで使われた古い道から、マングースー駆除の罠を仕掛けるために新しく造られたものまで、森の中には多くの道がある。どの道がどこに行くかを知っているかどうかは森の中の活動で大きな意味を持つ。
下手に歩いて迷うと、とんでもないことになるので神経を使う。抗議行動のためではなく、ゆっくりと森の豊かさを楽しみたいのだが…。森が破壊されては元も子もない。