3日は所用のため高江には行けなかったので、午後5時過ぎから名護署前で開かれた、不当勾留されている2人への激励行動に参加した。
長期勾留が続いているが、2人を現場から引き離すだけでなく、抗議行動に参加している市民を萎縮させることが狙いなのは言うまでもない。市民が自己規制して行動を控え、弱めれば政府・警察権力の思い通りとなる。
そうさせないためにもゲート前や森のなか、県道で多様な抗議行動を変わらずに続けてきた。浦添署に勾留されている人を含めて3人が出てきた時に、自分が逮捕されたせいで運動が後退してしまった、という思いに駆られないようにしたい。弾圧が強化されるなかで、ひるまずに行動を続けるのは簡単なことではないが、多くの市民がそれを実行してきた。
全国から500名という機動隊を派遣し、ヘリパッド建設を強行する政府の姿勢は、沖縄差別そのものだ。「土人」「シナ人」という発言だけが沖縄(人)に対する差別なのではない。日米安保条約に基づく米軍基地の負担を沖縄に集中させ、「負担軽減」の美名のもとに新たな施設を造って負担を継続しようとする。その構造全体が沖縄差別なのだ。
辺野古で新基地建設に反対してきた嘉陽宗義さんが亡くなったという知らせがあった。ご冥福を祈る。