辺野古に続き高江にも警視庁機動隊がやってきた。目的は沖縄県民を暴力で弾圧し、米軍のために奉仕することだ。ヤンバルの森に囲まれて静かに暮らしたい、子育てをしたい、という住民のささやかな願いを踏みにじり、柔道、剣道で鍛えた体を沖縄県民を叩きのめすために使っている。
もし自分の住んでいる地域によそから機動隊がやってきて、同じように住民に弾圧を加えたらどのような気持ちになるか。自分が住んでいる地域にMV22オスプレイが使用する着陸帯が造られたら、どのような気持ちになるか。自分が住んでいる地域の女性が米軍関係者に襲われ、殺されたらどのような気持ちになるか。考えてみるがいい、想像してみるがいい。
この写真の機動隊員たちにも親や妻、子ども、友人がいるだろう。地元に帰り、自宅に帰ったら、沖縄でこんなふうに弾圧をやった、と自慢げに話すのだろうか。それとも、仕事だから仕方がない、と弁解するのだろうか。沖縄に米軍基地を押しつけていることに目をそらし、早く忘れようとするのだろうか。
自分たちが安全に暮らすために、危険な米軍基地は沖縄で引き受けてもらう。ヤマトゥによるそういう沖縄差別が続いてきた。そして今、自分たちがその担い手になっている。恥ずかしくないのか?警視庁機動隊の皆さんは。