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Channel: 海鳴りの島から
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ゲート前の抗議行動と泡盛展

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 15日は所用があったので午前中、2時間ほどキャンプ・シュワーブ・ゲート前の抗議行動に参加した。辺野古弾薬庫近くの第3ゲートから見える大浦湾には、警戒船が数隻見えるだけで作業の動きはなかった。

 高江が緊迫して多くの人がそこに行っている。キャンプ・シュワーブのゲート前はどうしても人が少なくなるが、日本政府は辺野古でも陸上部での作業再開を打ち出している。県民の阻止・抗議行動を分断しようという意図が明らかで、ヤマトゥから機動隊員を大量動員し、参議院選挙で示された沖縄の民意を踏みにじろうとしている。

 ゲート前の集会では、ヤマトゥから来た参加者が、沖縄の状況が本土ではほとんど知られていない、と発言していたのだが、こういう発言を今まで何百回聞いてきただろう。衆議院でも参議院でも選挙結果は沖縄とヤマトゥの差が歴然とし、断絶は深まるばかりだ。ヤマトゥンチューの無関心に支えられて、安倍政権は沖縄にやりたい放題の暴力をふるおうとしている。

 いやほんとに、ここまでくると怒りを通り越して、憎しみや殺意が芽生えてくるな。そういう感情に駆られているウチナンチューは少なくないだろう。それを何とか抑えて非暴力の抵抗運動を続けているわけだが、かつて「希望」という小説で書いたような状況にはしたくないものだ。十数年前もそれを思いつつ書いたのだが、状況は悪くなるばかりだ。

 人は少なくても、米軍車両に粘り強く抗議を続けている。ただ、機動隊がいなくても対処できる範囲にとどまっている。いろいろ評論するのはいいが、この期に及んで行動しなければ、ウチナンチューはいつ行動するのだろうか。県民大会や選挙に参加したから何かやった気になっているなら、日本政府は平気でウチナンチューをうしぇーて、鼻で笑いながら基地押しつけを進める。

 辺野古の集落ではブーゲンビリアの花が日に映えていた。花を眺めて次の予定に移った。

 午後、名護市立博物館で開かれている「第9回 泡盛展」(主催:山原島酒之会)を見学した。今年は離島の泡盛が展示されている。年代物から最近の物まで、島の泡盛の多様性、豊かさに目を見張る。展示会は17日(日)まで。 


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