元海兵隊員の米軍属による女性殺人・死体遺棄事件が起こってから、米兵や米軍属への特権を認めている日米地位協定の抜本的改定が問題となっている。同協定に表記された表の特権も問題だが、それ以上に問題なのは裁判権放棄など、密約という形で市民の目に隠されている裏の特権である。
以下の3冊はその密約を暴いた書籍で、今こそ読まれるべき本だと思うので紹介したい。
新原昭治著『日米「密約」外交と人民のたたかい/米解禁文書から見る安保体制の裏側』(新日本出版社)1600円
吉田敏浩著『密約/日米地位協定と米兵犯罪』(朝日新聞社)1700円
布施祐仁著『日米密約 裁かれない米兵犯罪』(岩波書店)1500円