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Channel: 海鳴りの島から
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うりずんの季節に/フロート撤去は当然のこと。臨時制限水域の撤廃を!

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 15日は所要のためカヌーの活動は休み、午後から実家の裏庭の草刈りをした。放っておくと草が茂ってハブの住処になるので、定期的に刈らねばならない。庭木の剪定やら池の清掃やら屋根の修理やら、やらねばならないことが多いのだが、なかなか時間が取れない。

 写真は庭に咲く尖閣つつじの花。夜、家を出て名護に向かう途中、呉我山あたりでハブ(おそらく)を轢いた。家の周りではホーピル(アカショウビン)の鳴き声も聞こえた。沖縄はうりずんの季節を迎えている。

 沖縄の県花はデイゴなのだが、最近は赤い花が咲き誇っているのを目にする機会が減った。代わりに目立つのがイッぺーで、少し前まで実家の裏庭の木も黄色い花を咲かせていた。デイゴ、アカバナー、赤瓦という青空と赤の組み合わせは過去の話で、イッぺーの黄色は沖縄の風景を変えた。

 日本政府が辺野古の海・大浦湾からフロートの撤去を示唆している。翁長知事の埋め立て承認取り消しが効力を発揮し、海上作業が中断している今、フロートやオイルフェンス、ブイの撤去は当たり前のことだ。

 しかし、それにとどまってはならない。フロートやブイのアンカーとして投じられている最大45トンのコンクリートブロックも引き上げて撤去すべきだし、根本的には臨時制限水域を撤廃すべきだ。目に見える上辺だけを撤去して、あたかも県民に配慮したかのように見せかけるのは欺瞞である。

 もともとフロートは台風が来れば片づける必要があったのだ。沖縄防衛局のことだから、フロートを浜に上げたあと壊れた部分を修理したり、再設置の際に新品に替える腹づもりかもしれない。

 フロートもオイルフェンスもブイもコンクリートブロックもない、2年前のうりずんの季節の大浦湾に戻すこと。日本政府がやるべきはそれだ。

 日本共産党の井上哲士参議院議員が、私への不当拘束について国会の外交防衛委員会で質問している。

http://www.inoue-satoshi.com/parliament/2016/04/post-282.html

 要点をついた的確な質問で、防衛省や外務省、海上保安庁を追及してくれている。深く感謝したい。


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