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Channel: 海鳴りの島から
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海上作業はなく、台船の様子を見に行く。

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 11日は東日本大震災から5年を迎え、海上行動の朝のミーティングで犠牲になった方々に黙祷を行った。朝から雨で天候が悪く、カヌーによる行動は中止となった。平和丸1号で大浦湾の様子を見ることになり、カヌーメンバーも4人が乗船してフロートを越え、台船を目指した。

 この日は断続的に雨が降っていたが、海に出ている間はちょうど止んでいた。思ったよりも波は静かで、台船に近づくと海上保安庁の指揮船・あるたいるとゴムボート3隻が出てきた。翁長知事による埋め立て承認取り消しの効力が復活し、海保も遠巻きに抗議船を見ているだけで規制はしない。

 台船の上には、汚濁防止膜やそのアンカーとなるコンクリートブロック、鋼材などが載せられている。安倍政権はあくまで辺野古新基地建設を進める構えだ。それでも、代執行訴訟の和解を受けて、すべての台船が大浦湾から撤退するのが当然だ。何か月も無駄に居座るだけで、どれだけの税金が浪費されていることか。

 キャンプ・シュワーブの第3ゲートからも3隻のクレーン付き台船を見ることができるが、2基のスパッド台船は木の陰に隠れて見えない。カヌー化船でしか様子を確認できないが、海底ボーリング調査を終えてこの場所に移動してからは、いずれの台船も特に変化は見られない。

 海保の浮桟橋は片づけられたままで、ゴムボートは近くのフロートに係留されている。美謝川の河口からはわずかに流れが海に注いでいた。

 抗議船からマイクで、早急にフロートや台船を撤去することを沖縄防衛局に求め、法的根拠を失ったまま居座っていることに抗議が行われた。約半時間、抗議と監視活動を行って汀間漁港に戻った。

 


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