30日は朝から雨模様で、海上行動は中止となった。第1ゲートがブロックで封鎖されているため、小雨が降るなかキャンプ・シュワーブ前の国道では、作業員が乗った乗用車とバン、空のユニック車と10tダンプカー、小型バックホーを乗せたトレーラー車、4tトラックが各1台並び、立ち往生していた。
機動隊が出てきてゲート前に積まれたブロックの撤去を始めたが、1400個という大量のブロックを運ぶのは時間がかかり、すべて撤去したのは午前8時41分だった。いつもより1時間半近く遅れて、工事車両は基地内に入っていった。
その間も旧ゲートや新ゲート周辺では阻止・抗議行動と機動隊による弾圧がくり返されていた。再度積まれないように県警はブロックを基地内に運び、そのあとトラックで基地の外に運び去ったようだが、日増しに増えていくブロックがいかに脅威となっていたかが分かる。
10台にも満たない工事車両を入れるだけでも、これだけの時間と手間がかかっているのだ。埋め立て用の土砂を積んだダンプカー500台を1日にどうやって入れるつもりか。本気で阻止しようとする人たちが集まれば、知恵も次々に出てくる。この粘り強い民衆の抵抗を力で抑え込むことはできない。