新年早々から名護市辺野古のキャンプ・シュワーブのゲート前では、新基地建設に反対して座り込む市民を、沖縄県警と警視庁機動隊が暴力的に排除し、負傷者が相次いでいる。救急車で搬送されることも珍しくない。機動隊員の中には、無抵抗で運ばれている市民の関節を意図的に痛めつける者もいる。
写真は1月14日の木曜大行動の際に撮った警視庁機動隊の面々である。小雨模様の中、警視庁と書かれたコートをこれ見よがしに着て、弾圧の前面に立っていた。
https://www.youtube.com/watch?v=40NwfI-kgDA
市民を強制排除して引き揚げる際には、まわりから「機動隊帰れ!」「東京へ帰れ!」という罵声が浴びせられる。家族の皆さんは、あなたの肉親が沖縄で何をやっているか、しっかりと見てほしい。
日本の安全のために沖縄の犠牲はやむを得ない。そういう差別構造が日本の近・現代には貫かれてきた。辺野古「移設」が唯一の選択肢、それを拒否すれば普天間基地は固定化する。そういう脅しを日本政府は大っぴらに語っている。それを許していることに、日本人は恥ずかしさを覚えないか。
辺野古の闘いは、もはや沖縄県警だけでは対応しきれなくなっている。警視庁から機動隊を派遣しなければならなくなっていることの意味を、日本政府だけでな日本人は真剣に考えなければならない。沖縄弾圧の先兵となっている警視庁機動隊員の姿は「醜い日本人」を象徴するものだ。