昨日(2日)、今日(3日)とカヌーを漕がずにキャンプ・シュワーブのゲート前で米軍車両に抗議行動を行った。3日は午前中4時間余、新ゲート前に立ってYナンバー車両や軍用車両に抗議した。
ゲートから出た米軍の大型トラックが運転ミスでカラーコーンを倒し、タイヤを縁石にぶつける事故があって、トラックを囲んできちんと事故処理するように抗議が行われた。
新基地建設に反対するだけでなく、いま目の前で行われている米軍の演習に抗議することが重要である。演習の目的は殺戮と破壊の技術を高めることであり、それを黙って見ていて平和を口にできるだろうか。かつての沖縄では米軍の演習に対する反対運動がもっと盛んに行われていたと思う。いまは演習に対する否定感が弱まり、日々の風景として見過ごしてはいないか。
沖縄で殺戮と破壊のための軍事演習・訓練をすること自体が許せない。そういう感性と認識を自らに作り直していく必要があるのではないか。米軍が沖縄で好き勝手に演習を行えなくなること。そのような状況が生まれて初めて、辺野古新基地建設に対して米軍・米政府に当事者意識が生まれる。そこまで反対運動の質を高めていくことが課題となっている。
コンビニの弁当で朝食をとっていたら、駐車場の猫が集まってきた。海上行動のテントにも2匹の猫が棲みついているのだが、猫はともかく人は与えられる餌に飼いならされてはないびらんしが。
大浦湾に面した米軍のリゾートビーチ付近の工事に対して県内メディアがやっと関心を向けている。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-182230.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
工事は先週から行われていて、私の安物ビデオでも沿岸の道路から確認できる。仮設道路の建設など埋め立てに向けた作業に、メディアはもっと敏感に反応してほしいものだ。
作業の進捗状況は海の方からがよく見える。それだけ危機感の抱き方が違うかもしれないが、ゲート前で作業車が入るのを阻止したり、米軍車両に抗議を強めることが沖縄県民1人ひとりに問われている。
沖縄は米軍のためにあるのでもなければ、日本政府のためにあるのでもない。米軍の出撃拠点や兵站基地として、あるいは年間を通して演習が行えるリゾート地として、沖縄が半永久的に利用されることを許してはならない。