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Channel: 海鳴りの島から
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哀しき米軍の下僕たち

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 17日は午前8時40分過ぎ、カヌー12艇で松田ぬ浜を出発した。辺野古崎から長島にかけて張られたフロートやオイルフェンスまで来ると、長島の近くに設置された2基のスパッド台船をはじめ、200メートルほど離れた位置にあるスパッド台船、さらに2隻のクレーン付台船が見える。

 3基のスパッド台船からは掘削棒が海に下ろされていて、海底ボーリング調査が再開されている。カヌーはフロート沿いに待機し、平和丸1号からマイクで調査作業に対して抗議が行われた。

 翁長知事の埋め立て承認取り消しを撤回する代執行に向け、国が福岡高裁に提訴した。翁長知事は「銃剣とブルドーザー」という言葉を使っているが、今では米軍が前面に出なくても、ゲート前では機動隊が、海では海保が力尽くで県民を排除し、米軍基地建設のために下僕のような役割を果たしている。

 17日は午前と午後の2回、カヌーと船でフロートを越えてスパッド台船をめざした。午後はサップのチームも5艇で参加した。長島をはさんで辺野古崎側と大浦湾側から攻め、カヌー2艇が台船を囲むフロートのところまで行ったが、多くは途中で海保に阻まれた。

 手漕ぎのカヌーで海保のゴムボートに立ち向かうのは大変だが、いろいろと工夫しながらやっていくしかない。海保の保安官たちも人命救助のために職業を選んだ者が大半だろうに、米軍の下僕のような仕事をさせられて哀れですらある。

 明日はゲート前で早朝大行動が取り組まれる。カヌーと船のメンバーも参加して、陸でも頑張るつもりだ。

 


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