26日は朝、カヌー17艇が松田ぬ浜を出発した。4艇は浜の近くで初心者練習を行い、13艇が辺野古崎に向かった。途中、キャンプ・シュワーブ内の浜に水陸両用車・AAV7が11台並んでいるのが見えた。操縦士の米兵が出発の準備をしていて、カヌーが去ったあと沖に出て訓練を行っている。
辺野古崎の岩場を抜けて西進し、米軍のビーチの方をめざして漕いだ。ふだん海上保安庁のゴムボートや作業船が停泊している浮桟橋は撤去されたままで、マリン・セキュリティーのゴムボートや船が出ているだけだった。海保のゴムボートは陸揚げされており、作業船や警戒船の姿もなく、この日も海上作業は行われていない。
波やうねりがある中、浮桟橋が設置される場所でフロート越えなどの練習をしながら監視活動を続けた。1時間ほど練習を行ってから引き揚げ、辺野古崎と長島の間に張られたフロートを越えて平島に移動した。
平島で半時間ほど休憩をとってから松田ぬ浜に戻った。CH53ヘリコプター2機が訓練を行っていて、キャンプ・シュワーブ内のヘリパッドに離着陸したり、北側から東側海域上空を旋回飛行していた。水陸両用車と連動した訓練なのだろう。
新基地建設に反対するだけでなく、日々行われている米軍の訓練に反対していくことが大切である。沖縄で鍛えられた米兵が世界の各地で侵略戦争を担っているのであり、目の前で行われている訓練に黙っていることは、いつか彼らが行う戦争を認めることにつながる。
実際にできることはゲート前で米軍車両に抗議するくらいしかないが、沖縄から米軍機とを撤去させていくために、その積み重ねは不可欠である。
この日は作業がなかったので午前中で海上行動を切り上げた。翁長知事の埋め立て承認取り消しに対して、明日にも・国交相が執行停止を出すかもしれない。この日の静けさは嵐の前のそれであり、作業再開と同時に激しい抗議行動が待っている。陸でも海でも作業再開を許さないために頑張りましょう。