9日は朝、キャンプ・シュワブのゲート前で行われている車両チェックに参加した。連日、早朝6時から8時過ぎにかけて、ゲート内に入る沖縄防衛局や海上保安庁、海底ボーリング調査の作業員が乗った車両に対し、抗議行動が行われている。24時間の泊まり込み態勢も長期化し、中心となっているメンバーは疲れが溜まっているだろう。
辺野古でも高江でも、自分の時間や生活を犠牲にして、ゲート前の行動を長期間にわたり続けている皆さんがいる。それがどれだけ大変なことか。新基地建設が破壊しているのは、サンゴや自然の生態系だけではない。何よりも沖縄で生きる人々の生活を破壊している。ヤマトゥの「平和と安全」のためにウチナーが犠牲になる。こういう状況を1日も早く終わらせなければならない。
金秀グループの皆さんが社員研修として朝のゲート前行動に参加していた。中堅幹部と新入社員あわせて130人。乗ってきた2台の観光バスの窓には「辺野古新基地建設反対」の文字が掲示されていて、会社としての意気込みが感じられた。
企業でこういう社員研修をやるというのは、沖縄でもこれまでなかったことだろう。辺野古新基地建設反対の運動は、これまでとは違う質を持ち、社会的にも大きく広がっていることを示している。
サンドイッチやおにぎり、バナナ、飲み物などの差し入れもあり、抗議行動に参加したみんなでご馳走になった。感謝。
午後は名護市立図書館で開かれている写真展「辺野古新基地に抗って」の受付を手伝った。那覇の島ぐるみ会議の皆さん50人も見学に訪れ、にぎわっていた。写真展は12日(日)まで開かれ、土・日には最新の映像の上映会もある。ぜひ多くの人に見に来てほしい。