11月11日(火)より名護市立図書館で「辺野古・大浦湾の海」写真展が開かれている。ジュゴンやサンゴなど同海域の貴重な生物の写真や、海底ボーリング調査と海上保安庁の弾圧の様子を撮った写真が展示されている。主催は市民ネットやんばる。16日に投開票される県知事選挙・県議会補欠選挙にむけて、新基地建設によって埋め立てられようとしている「辺野古・大浦湾の海」の美しさ、価値を伝えている。
今回の県知事選挙は、「辺野古・大浦湾の海」の埋め立てを容認した現職の仲井真知事に対して、県民が判断を下す機会である。仲井真知事が破壊しようとしているのはどのような海なのか。その姿を知ってから判断してほしい、ということで、12日は市民ネットやんばるの活動の手伝いをさせてもらった。
午後6時からは名護十字路で、「ひやみかち うまんちゅ名護 ”総決起”大集会」が開かれた。県知事選挙と同時に名護市では、県議会議員の補欠選挙も行われる。同補選に立候補している具志堅トオル氏や稲嶺ススム名護市長、呉屋守將氏(オナガ選対本部長)、名護市与党県議団などの発言があった。
県知事選挙、県議補選は明日13日から3日攻防に入る。辺野古新基地建設が最大の焦点となっている今回の選挙は、沖縄にとって、とりわけ名護市にとって、その将来を決する選挙となる。「辺野古・大浦湾の海」をカヌーで漕いでいると、この海を埋め立てさせてはいけない、という思いが募る。高江の森を歩けば、この森を破壊させてはならない、という思いが湧いてくる。
この数年、高江や辺野古に通ってやんばるの森と海の素晴らしさを知ることができた。沖縄に住んでいても、現場を歩かなければ何も分からない、ということを実感している。やんばるの地にこれ以上の軍事基地を造らせたくない。1人の力は微力でも、できる限りのことをやりましょう。