18日は午後からキャンプ・シュワブゲート前行動に参加し、4時からは新基地建設を許さない辺野古有志の会とティダの会による沖縄防衛局名護防衛事務所への申し入れに参加した。
今週は5日連続、キャンプ・シュワブゲート前行動が午前8時から午後5時まで取り組まれた。1日ごとにゲート周辺に日陰の場所が増えていき、暑さ対策を行いながら炎天下での監視・抗議行動が続けられている。メディアは来週にも海上へのブイ設置が始まると報じており、現場は日に日に緊張が高まっている。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=77027
日本政府・防衛省は、海上保安庁、民間警備船、警戒船を大量動員し、海上での抗議行動を封じ込めようとしている。陸だけでなく海でも激しい取り組みが始まろうとしている。高江でもN4の工事が完成に近づいており、N1でもいつ工事が始まるか分からない。ぜひ一人でも多くの人が、辺野古・高江に来て抗議行動に参加してほしい。
台風10号が来週沖縄に近づくようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140718-00000013-okinawat-oki
荒れた海でブイの設置を強行し、事故が起これば大きな問題になるのはいうまでもない。日本政府・防衛省はブイ設置をやめるべきだ。そもそも、7割以上の県民が反対するなか、選挙公約を破った仲井真知事の埋め立て容認をもって工事を強行するのは、沖縄の民意を踏みにじることであり、断じて許されない。
このような不当な工事を黙認しては、沖縄の植民地的隷従状態はますます深まる。ウチナンチューやなま反対ぬ行動さんねー、いちさーびーが。
沖縄防衛局名護防衛事務所への申し入れは、7月1日から始まった辺野古崎先端部での既存施設解体工事で、アスベストを使用した建物が複数あることに関してのものだ。新基地建設問題を考える辺野古有志の会とティダの会からは7人が参加し、名護防衛事務所は杉山真人所長が応対した。以下に両会の申し入れ書を引用して紹介したい。
キャンプ・シュワブの施設解体工事に伴うアスベスト(石綿)に関する申し入れ
普天間基地の辺野古「移設」に向けた埋め立て工事の一環として、7月1日からV字型滑走路にかかるとされる場所の既存施設解体工事が始まりました。ところが、着工後間もなく県内メディアが、解体予定の施設にアスベストが使用されていると報じました。
7月9日付沖縄タイムスの記事によれば、沖縄県は9日までにキャンプ・シュワブ内の解体予定施設を検査し、〈隊舎内でアスベストを含むボイラーやコンプレッサーを確認した〉〈ボイラーなどに含まれたアスベストは飛散性の高い「レベル2」としている〉とのことです。
アスベストは肺ガンや悪性中皮腫などの原因物資として知られ、深刻な健康被害をもたらすものとして、世界的に規制が進められてきました。アスベストが使用された建物の解体工事においては、作業員や周辺住民の安全のために、厳重な飛散防止策がとられなければなりません。
キャンプ・シュワブ内の施設解体工事においては、過去にもアスベストの除去が行われています。沖縄防衛局は今回の解体工事おいても、アスベストが使用されていることを事前に知っていたはずですが、新聞報道によれば県への通知は行っていなかったとのことです。また地元の辺野古区民にも何の説明もなされていません。
埋め立て工事を急ぐあまりに、アスベスト飛散の危険性を知りつつ、大気汚染防止法を無視して見切り発車的に着工したのなら、これは法律に違反し、現場作業員や辺野古区民の安全をないがしろにした、極めて悪質なやり方です。断じて許すことはできません。
私たち「新基地建設問題を考える辺野古有志の会」と「ティダの会」は、今回のアスベスト問題を、我が身に降りかかる深刻な問題としてとらえ、現場作業員と地元住民の安全確保の観点から、以下の諸点を明らかにして説明することを求めます。
記
1.現在の工事の進行状況。
2.アスベストが使用されている施設の種類、数、位置、アスベストの使用状況など、今回工事におけるアスベスト関連の具体的事実。
3.アスベストをどのように除去し、搬出するのか。作業員、辺野古区民への安全措置を含めた今後の工事の具体的計画とアスベスト飛散防止策。
4.工事着手前および後に、アスベストに関して沖縄県にどのような説明、届出を行ったのかについての具体的事実。
以上、引用終わり。
話し合いは40分ほど行われた。現在の工事の進行状況など4点についての杉山所長の説明については、別に紹介したい。