２５日の高江は北部訓練場メインゲートに全国各地から人が訪れ、ヘリパッド建設の状況について話を聴いていた。丸政工務店の車両は計４台がやってきて、簡易トイレや冷蔵庫、事務用品などを運び出していた。近々プレハブ事務所の解体、撤去作業が始まるようだが、沖縄防衛局はＮ４−２ヘリパッドの完成を打ち上げ、Ｎ４−１ヘリパッドを先行して供用していこうとするだろう。それを許さない取り組みが急務となっている。
２７日（木）の午後１時半から、Ｎ４−２ヘリパッド建設工事で発生した残土について、県環境保全課の立ち入り調査が行われる。沖縄防衛局も同行するので、終了後は説明を求める予定だ。多くの人が高江に駆けつけて、調査を見守ってほしい。
２５日は北部訓練場広域でＨＨ６０ヘリコプター２機による訓練が行われていた。メインゲートの東西南北で爆音が断続的に聞こえ、午後７時頃になっても訓練が続いていた。
やんばるの自然を歩む会の玉城長正さんの案内で、米軍が野戦訓練で使った簡易トイレを森に廃棄している所を見せてもらった。やんばる学びの森から北に２キロほど行った所で、横倒しになって壊れたトイレには汚物が溜まって悪臭を放っていた。こういうでたらめなやり方が許されていいはずがない。沖縄県は米軍に抗議して是正措置を求めるべきだ。
汚いものを見た後はきれいな花を。やんばるの森ではヒメトケンランの黄色い花が咲いている。絶滅危惧?Ｂ類で森林伐採や乱獲で数が減っているという。高江のヘリパッド建設はこのような貴重な植物を抹殺して進められている。何と愚かしいことか。