北部訓練場メインゲート近くのテントでは、県内の高校生が作ってくれた千羽鶴が、谷間をわたってくる風に揺れている。少し前に応援に来た高教組の女性教師が持ってきてくれた。食事や飲み物など毎日のように差し入れもある。多くの励ましに支えられて、24時間の監視体制が続けられている。
29日もN4ゲート付近から見る限り、作業員の姿は確認できず、ヘリパッド建設工事は行われていない。ただ、偵察車らしき車は動いている。監視の人が少なくなれば、隙をつかれて工事現場に入られる。8月も終わりに近づいたが、週末も気の抜けない日が続く。ぜひ高江に来て、ヘリパッド建設の工事を止めさせる行動に参加してほしい。
米国ネバダ州でMV22オスプレイが着陸に失敗する事故を起こした。〈機体には損傷があり、飛行できない状態〉という。
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-08-29_53456
沖縄では今年に入って米軍機の墜落事故が2件発生している。いつ、どこで、オスプレイの事故が発生するか。そういう不安を抱えながらの生活を、沖縄県民は強いられている。新たな着陸帯が造られれば、オスプレイはそこに飛来する。オスプレイの沖縄配備反対とヘリパッド建設反対の取り組みは一体のものだ。沖縄県民の生存を脅かし、やんばるの森を破壊するヘリパッド建設工事に、仲井真知事は反対の姿勢を明確に示すべきだ。