23日も高江では早朝から夕方まで、N4ヘリパッド建設に反対する監視行動が取り組まれた。N4ゲート付近から見ている範囲では、作業は行われていない。ただ、見えない奥の方や森の中で何が行われているかは分からない。
7月以降、ヘリパッド建設の作業員を乗せてやってくる白のワゴン車が、ぃゆーどぅまい(魚泊)売店で休憩をとったあと北上し、午後2時半頃、N4ゲートやメインゲート前を通過していった。その後、安波ダムに寄ってやんばる学びの森を抜け、県道2号線に出て西進していった。毎回、芸もなく同じことをくり返しているのはなぜだろうか。おそらく、ほかの車を使って作業員を中に入れているのだろう。
高江では連日、米軍のジャングル戦闘訓練が行われている。写真は23日のものだが、メインゲートの奥にある警備ボックスの後ろを、小銃を肩に提げ、背嚢を背負った30〜40名ほどの米兵が訓練場に歩いていった。24日もメインゲートの西側や北側の森で、訓練をしている米兵のかけ声が聞こえていた。
http://www.youtube.com/watch?v=geG5qdhOqr0
地上での訓練と連動しているのだろう。24日は午後2時から5時にかけて、MV22オスプレイがメインゲート北の着陸帯に東側から降り、西側に向けて離陸して反時計回りに南側を旋回飛行、再び東側から着陸する訓練を7回行っていた。
デジカメで撮った映像なので、ローターの回転はスローモーションのようで、爆音のひどさも伝わってこない。実際には、低空で飛んでくるローターの回転音やエンジン音が森にとどろき、ノグチゲラをはじめとした鳥類を脅かさずにはおかない。このブログでくり返し紹介しているように、メインゲート周辺の森は、ノグチゲラが頻繁に姿を見せる場所なのである。米軍は自国でも、世界的に貴重な鳥が棲む森でオスプレイの訓練を行っているのか。
やんばるの森で行われている米軍の訓練の様子を、ぜひ多くの人に知ってほしい。そして、高江の現場にかけつけ、ヘリパッド建設を阻止するのみならず、北部訓練場撤去のために行動してほしい。オスプレイの追加配備に向けて、普天間基地の野嵩ゲートでは新たにフェンスが設置されている。24機がそろえばN4の新ヘリパッドにも着陸する可能性が高い。選挙で1票を入れて終わりではなく、オスプレイの配備や訓練を止めるために基地のゲート前で行動しましょう。