3月28日に北部訓練場メインゲート北西の着陸帯で、MV22オスプレイの訓練が行われた。後部ハッチからロープをたらし、兵士を降下させる映像を4月1日の本ブログで紹介したが、次の映像は西側から着陸帯に飛来し、降下しようとするオスプレイの映像である。
http://www.youtube.com/watch?v=0RbXlf_iBxc
オスプレイの下降気流と熱風で、森の木々が叩きつけられるように激しく揺れているのが分かる。木々に与えるダメージはもとより、林床に生えるランやエビネ、コケなどの植物、菌類にとって、オスプレイの下降気流と熱風はまさに生息を脅かす脅威となる。それは木々や地表で繁殖し、生活する鳥類、爬虫類、昆虫などにとっても同じだ。
N4の着陸帯も四方は森で囲まれている。オスプレイが低空飛行で接近し、離着陸やホバリングをすれば、植物が折れたり枯れたりするのは間違いない。さらに吹き込む熱風で地表が荒れ、動植物の生息環境が悪化する。N4の近くの森では、ノグチゲラの巣の跡も見つかっている。貴重な動植物が生息するやんばるの森は、へりやオスプレイが訓練をする場所であってはならないのだ。