9日(金)はカヌー6艇と平和丸1隻で海上行動を行った。
カヌーチームは午前7時58分頃、松田ぬ浜を出発し、辺野古崎を目指して漕いだ。
K4護岸の途中で平和丸に乗り込み、長島の間を抜けて大浦湾に出た。
サンゴ移植の作業船は午前7時50分頃に辺野古漁港を出て、カヌチャ沖でサンゴの移植を始めたばかりだった。
フロート外で作業している船は、カヌーが近づくとダイバーが海から上がった。
一方で、フロート内ではしばらく様子を見ていた作業船が、海保に守られて移植作業をやり始めた。
海保のゴムボートがフロート外にも出てきてカヌーの規制を強めたので、カヌー2艇がフロート内に入って作業船に抗議した。
サンゴの移植をやっているダイバーたちは、海が好きだからこの仕事を選んだはずだ。
それなのにサンゴを叩き割り、生存率が低いのを分かりながら移植作業をやって、何の痛みも感じないのか。
金儲けのためなら何でもありか。
ナイチャーダイバーも数多くいそうだが、沖縄を食い物にしている者たちを見ていると虫唾が走る。
海底を見ると移植されたサンゴが点在している。1年後、この内の何パーセントが生き残っているだろうか。
8割、9割が失敗しても許される公共事業があるのか。これが造園工事で移植した木が8割、9割枯れました、となったら事業者には責任が問われるはずだ。
サンゴの移植なら責任が問われないのか。税金を使った事業で、こんなでたらめなことは許されない。
A護岸建設に向けた鋼管杭打ちのクレーン付台船は、傍に着いた台船とともにクレーンを挙げていたが、目立った動きはなかった。
K5護岸では被覆ブロックの設置が続けられている。
長島の岩場ではアジサシが巣を守っている。
新基地建設工事が始まり、数が大きく減ったが、今でも数羽が営巣している。
サンゴやウミガメを見ながら松田ぬ浜・辺野古漁港に戻った。
新基地建設によってこれ以上、沖縄の海と森の破壊を進めさせてはいけない。
ぜひ、あなたもカヌーや船に乗って海上から阻止。抗議行動に参加してほしい。