黄金週間が明けて辺野古では新基地建設が再開された。
7日はカヌー3艇と抗議船1隻(不屈)で海上行動を行った。
午前8時に松田ぬ浜をカヌーで出発し、辺野古崎まで漕いだ。
しばらくして片付けられていたクレーン車が動き出し、ショベルカーがK7護岸の天端を整備したあと、護岸の先端部を保護していた根固め用袋材を撤去する作業が行われた。
投下
そのあと、ダンプトラックが砕石を運んできてモッコに乗せ、クレーンで先端部に投下する作業が繰り返された。
大潮の干潮で工事現場は海底が露出していた。それだけに進行が早く、K7護岸は予定の長さに達するのも間近だ。
連休明けで参加者は少なかったが、根固め用袋材の撤去と捨て石の投下に対し、カヌーで3回オイルフェンスを越えて工事に抗議した。
現場にいると、クレーンから投下される捨て石の音があたりに響く。ああ、今目も目の前で辺野古の海が破壊されている。そのことがひしひしと迫ってくる。
高江でヘリパッド建設反対の行動を行っているときは、チエンソ―と樹木が倒れる音に胸が痛んだ。
テレビやインターネットで情報を得ることと、現場で五感を通して実感し、認識することとは大きな違いがある。
ぜひ辺野古の現場に来て、破壊の実態を自分の目で見てほしい。そして、それを止める行動に立ち上がってほしい。
午後1時34分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
ガット船3隻(第二十八ひなた丸、marumasa6号、聖嶺)が大浦湾に入るところだった。
緑色の場所は団粒化剤がまかれた所で、赤土が露出している所は新たに土砂が投下され仮置きが行われている。
ダンプトラックが次々と来て土砂を下ろしていた。
午後1時55分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。
K9護岸には2隻、N2護岸には1隻のランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。
ガット船2隻(聖嶺、marumasa6号)は積んできた土砂をランプウェイ台船に積み替えていた。
海上ヤード建設現場では、石材を積んできた第二十八ひなた丸がランプウェイ台船に横付けしていたが、まだ積み替え作業は始まっていなかった。
五月晴れで海の色が鮮やかだった。それだけに大浦湾の破壊に集まった船が醜怪でならない。