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Channel: 海鳴りの島から
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環境影響評価書提出阻止行動/27日の様子

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 12月27日も前日と同じスケジュールで、辺野古新基地建設に向けた環境影響評価書の提出阻止行動が取り組まれた。遅れて午前9時から参加したのだが、沖縄県庁の資材搬入口に通じる入口と、正面玄関に通じる入口の2カ所で監視・説得活動が行われ、郵便物や物品を運び入れる業者に、沖縄防衛局の品物ではないかを確認する取り組みが終日行われた。

 午前11時20分頃と11時50分頃の2回、段ボール箱を積んだワゴン車がやってきた。運送業者が、積み荷は沖縄防衛局の依頼によるもの、と答えたことから、阻止行動にあたっているメンバーや取材陣がまわりを囲み、緊迫した雰囲気となった。1回目は、積み荷の中身は分からない、ということで引きあげたが、2回目は県の管財課の職員が業者の渡した携帯電話で防衛局の高橋という人物とやりとりし、積み荷が環境影響評価書であることを確認した。県職員は、100人ぐらいの人が抗議していて入るのは困難、と防衛局に車を戻すことを要請し、運送業者は引き返していった。その後も、運送業者は別の場所で搬入の機会をうかがって待機していたようだが、三度訪れることはなかった。自らは姿を見せず、下請けの民間業者を矢面に立たせる沖縄防衛局の姑息なもくろみは、市民の力で阻止された。

 琉球朝日放送がその様子を映像で伝えている。

http://www.qab.co.jp/news/2011122732824.html

http://www.qab.co.jp/news/2011122732828.html

 仲井真知事は、(県内移設は)事実上不可能、と相変わらず客観情勢を他人事のように語っている。知事が県議会の決議に基づいて、環境影響評価書の提出断念を政府に求めていれば、年末のこの時期にこういう事態は生じていない。問われているのは「県外移設」を口にする知事の本気度であり、埋め立ては許さない、という主体的意志を語らないかぎり、知事の言葉はたてまえにしか聞こえない。

 午後は監視活動を継続しながら、彫刻家の金城実さんを皮切りに参加者のリレートークが行われた。県庁周辺はビル風が強く肌寒いのだが、今日は天気がよくて日差しがありがたかった。沖縄はツワブキの花が満開だが、この時期、少ない花を求めてミツバチが集まっていた。

 午後5時15分の終業まで環境影響評価書の提出を阻止し抜いて、県庁前広場に集まり、総括集会が行われた。沖縄平和市民連絡会の城間勝事務局長をはじめ市民団体、国会議員、県議会議員からのあいさつがあった。28日の御用納めには、みんなで声を掛け合って今日以上の人を集め、評価書の年内提出という日米両政府のもくろみをうち砕こう、という呼びかけを受けてガンバロー三唱を行い、早朝からの行動を閉じた。

  短い時間でもかまいませんので、ぜひ取り組みにご参加を!

 


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