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Channel: 海鳴りの島から
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ガット船による土砂搬入や海上ヤードの石材投入に海上で抗議

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 2月に入ったが、名護市は気温が24度まで上がり、南風が吹いて暖かい1日だった。

 1日(木)はカヌー7艇と抗議船1隻(平和丸)で海上行動を行った。

 午前8時頃、カヌーチームは松田ぬ浜を出発した。途中で平和丸に乗り込んで辺野古崎付近の様子を見たあと、長島の間を抜けて大浦湾に出た。

 この日は午前8時45分頃、ガット船3隻(第八丸喜丸、第十八藤進、marumasa7号)が大浦湾に入った。

 3隻は辺野古側の埋め立てに使用される土砂を運んでおり、航路から入ってくるのに合わせてカヌー7艇で抗議行動を行った。

 海保に拘束されて松田ぬ浜の前で解放されたあと、平和丸で再び大浦湾に移動した。

 汀間沖ではケーソンを仮置きする海上ヤードの建設が続けられている。

 午前10時半頃現場に行くと、ランプウェイ台船第八十八ひなた号から石材の投下が行われていた。

 カヌー7艇でフロートの間を抜け、石材投下に抗議した。

 投下場所までは距離があるが、少しでも近づいて抗議の声をあげていく。工事の進行を黙って認めるわけにはいかない。

 海底は砂地だが、貝やヒトデなど多くの生き物の棲息地を日々破壊している。

 沖縄防衛局は海上ヤードを使用後撤去すると言っているが、軟弱な砂地にめり込んだ岩を掘り起こして撤去するというのか。投下する以上に汚濁が発生するはずだ。

 私達にはこの自然を次の世代に残す義務がある。今さえよければ後はどうなってもいい。そんな刹那主義で目先の利益を求め、荒廃した環境と軍事基地を次世代に残してはならない。

 辺野古崎のK5護岸建設予定地では、先週からの作業で消波ブロックが撤去され、大型クレーン車がN3護岸上の鉄板やトンブロックを移動していた。

 もうすぐ石材の投下が始まり、K5・K6・K7護岸で囲われると、目の前の海が埋め立てられてしまう。

 10年前、新基地建設が始まった頃は、この付近はアダンの緑が茂り、白い砂浜があってウミガメが産卵に来ていた。

 それがこのように醜い景色に変わり果ててしまった。そして、地域住民が貝やタコを採って暮らしの糧としてきた浅瀬が埋め立てられようとしている。

 ぜひカヌーに乗って工事が行われている現場で抗議してほしい。

 午後1時16分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。

 午前中はK9・N2護岸で土砂の陸揚げが行われていた。この時間帯もK8護岸をのぞく二つの護岸で陸揚げがなされているようだった。

 辺野古崎付近のN3護岸沿いとK4護岸沿いの南側に土砂が投入されていた。

 K4護岸沿いに土手が造られ、大浦湾側で使用される土砂の実質的な仮置きが続けられている。

 


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